日焼け止めでかぶれた?その原因や理由、治し方まで全て解説!

2018.11.03

腕がかぶれてしまった女性

日差しがきつくなる季節は、日焼け止めを使う機会が増えると思います。
しかし、中には日焼け止めを塗って肌がかぶれてしまう人がいます。

肌を守ろうとして塗った日焼け止めのはずが、逆にかぶれてしまっては日焼け止めを塗る意味がなくなってしまいますよね。

今回の記事では日焼け止めでのかぶれについてご紹介します。

日焼け止めでかぶれる理由

日差しがキツイ時期に使う頻度が上がる日焼け止めですが、使うとアトピー肌のように赤くただれかぶれてしまう人がいます。

日焼け止めでかぶれてしまった場合は、まずなぜかぶれてしまったのか考えてみましょう。

日焼け止めは沢山の種類がありますが毎日肌に塗ることを前提に作られているため、かぶれが起こりにくいように配慮さて作られているものがほとんどです。

当然配合されている成分も肌に極力悪影響がないようになっていますが、それでも人の体質によってはかぶれてしまうことがあります。

それでは、どういった人が日焼け止めでかぶれてしまうのでしょうか。

免疫力が低下している

肌はとてもデリケートなもので、免疫機能が低下していると肌がダメージを受けやすくなります。

その結果、少しの刺激でも発赤やかぶれが起こりやすくなってしまいます。その場合、かぶれたきっかけがは偶然日焼け止めだっただけという可能性があります。

もちろん別の理由のこともありますが、問題は自分の肌が弱っているということが多いようです。

免疫力が低下している時は生活習慣が乱れていることが多く、食事のバランスを整え、十分な睡眠を取ることなどが大切です。

アレルギーを持っている

自分が気が付いていなくても何かのアレルギーを持っている場合があり、その場合には全身に症状が出てくることもあります。

日焼け止めには様々な化合物が含まれているため、何かの物質に反応してしまうこともあります。

日焼け止めを塗るとどうしても肌がかぶれたりかゆくなってしまうという人は日焼け止めを1点にだけ塗るパッチテストをしてみましょう。

もし、頻繁にかぶれを起こすようなら皮膚科を受診し、何にアレルギーがあるのか突き止めると良いと思います。

アレルギーを起こす原因物質は検査をしなければわからない事ので、特定しておくと今後の対策を立てやすくなります。

しっかり塗れていない

日焼け止めが原因かと思ったら実は日焼け止めをしっかりと塗れておらず、肌が日焼けをしただれている可能性があります。

肌が赤くなってかぶれだと思ってるものは、ただのひどい日焼けだったということもあります。

これは日焼け止めを塗った際に伸ばし過ぎてしまって日焼け止めがうまく機能していなかったり、首の後ろなどうっかり塗り忘れてしまっている場合があります。

敏感肌の方は日焼け止めがダメージになりやすいと考え、薄く塗ろうと少量を伸ばして使っている人も多いのですが、それが原因の可能性が高いです。

満遍なく塗る自信のない人にはスプレータイプの日焼け止めがおすすめです。

日焼け止めを塗る基本は、パッケージに表示されている量を守ることが大切です。

日焼け止めが原因でかぶれる人は…

ビーチで日焼け止めを塗る子供
日焼け止めの成分が原因でかぶれているときは日焼け止めを変えなければいけません。

紫外線を防ぐための化粧品なので肌に負担のかかる成分が配合されていることも多く、刺激性があることは否めません。

肌に負担の少ない商品を選びたいところですが、どういった成分が原因なのか突き止める必要があります。

日焼け止めに含まれている肌にかぶれをもたらす可能性のある成分を見ていきましょう。

紫外線吸収剤

紫外線吸収剤は、紫外線を吸収するものです。

紫外線カット力が比較的強く、紫外線が当たると熱エネルギーや赤外線に変化させます。

多くの日焼け止めに使われているので、普段使用している日焼け止めも紫外線吸収剤が配合されているかもしれません。

便利な成分ですが皮膚上での化学反応を利用しているものなので刺激が強くかぶれてしまう原因になります。

SPF値とPA値が高い物には吸収剤が含まれていることが多いです。

紫外線散乱剤

浴びる紫外線を反射させて肌に紫外線による刺激を避けるようにするもので、ノンケミカルと表記されています。

原材料は二酸化チタン・酸化亜鉛・酸化鉄などの金属成分で、金属アレルギーがある場合に反応しやすいです。

水を吸収する性質があるため汗に強く長持ちしますが、肌の水分や皮脂まで吸収してしまうため乾燥肌になってしまうことがあります。

肌が乾燥すると、ちょっとしたダメージでもかぶれやかゆみが出てしまうため注意が必要です。

秋冬に乾燥肌になりやすい人は、時期によっては注意しなくてはいけません。

合成界面活性剤

合成界面活性剤は殆どの化粧品に含まれている化学物質で、水分と脂分を混ぜ合わせるための成分です。

この界面活性剤があることによって日焼け止めが肌に浸透しやすくなり、効果が長続きします。

肌が弱い人が界面活性剤入りのアイテムを過剰に使うと肌トラブルを起こしやすくなることがあります。

その他の化学物質

上記の化学物質以外にも日焼け止めには様々なものが含まれています。

代表的なもので言えばアルコールや香料、防腐剤ではないでしょうか。

防腐剤は商品を長持ちさせるために必要なもので、パラベンと書かれていたりします。

肌が弱い人はなるべく無添加の日焼け止めが理想的ですが、ドラッグストアやコンビニで市販されているものは成分表示を見るとほとんどの商品に含まれています。

無添加なものを使いたいという場合はインターネットやオーガニック商品を取り扱うお店で購入するのがおすすめです。

日焼け止めでかぶれない工夫

海辺で日焼け止めを塗る女性
日焼け止めでかぶれてしまうという人は肌の免疫機能を高めることが大事です。

免疫力を高めれば肌トラブルを未然に防ぐことが出来、美肌を維持することができます。

また、何気なく行っているスキンケアの方法を一度見直すことも大切です。

クレンジングをする

日焼け止めを塗る前と日焼け止めを落とすときにはしっかりとクレンジングをしましょう。

日焼け止めには化学物質が多く含まれているのでいつもよりも入念にクレンジングしなくてはいけません。

また、ボディに日焼け止めを塗っている場合にも入念洗い流すようにしましょう。

洗顔時はおでこやあご、鼻周り、フェイスラインといった洗い残しやすい肌トラブルが起こりやすい場所を入念に洗うよう意識しましょう。

保湿をする

日ごろから保湿をして肌を乾燥させないようにすることは大切です。

普段保湿のために使っている化粧水や乳液などを日焼け止めを塗る前にも使うようにしましょう。

顔だけでなく手足も保湿させてから全体にまんべんなく保湿をしましょう。

ターンオーバーを正常化させる

ターンオーバーは肌が生まれかわるサイクルのことで、ターンオーバーが正常に行われない場合、くすみやシミの原因になります。

ターンオーバーを正常化させるには、日ごろから生活リズムを整えバランスの良い食事を心がける必要があります。

またストレスを溜めないことも大切で、肌に影響をあたえるので適度にリラックスする時間をもつことも大切です。

日焼けによるかぶれの可能性も

かぶれた肌
日焼け止めを塗ってかぶれてしまったからかぶれの原因は日焼け止めにある!と感じている方はちょっと待ってください。

もしかしたらそのかぶれは日焼け止めが効いていない可能性もあります。

患部が赤くなっていたりヒリヒリとした痛みがある場合は日焼けをしている可能性があります。

日焼け止めを塗っているのに日焼けするの?と思うかもしれませんが、薄く伸ばし過ぎていたりすると日焼けをしてしまうことがあります。

日焼けが原因の炎症は、正しいアフターケアにより治りが早くなります。

次は日焼けを早く軽減する方法をご説明します。

日焼けは冷やす

日焼けをしたらまずは冷やすことが大切です。

日焼けと呼んでいますが、実は火傷に分類することができます。

痛みやヒリヒリが出る炎症部位をシャワーや洗面器に張った冷水などで冷やすことで、簡単に応急処置ができます。

水の温度は冷たく感じる程度で十分です。長時間当て続けられる温度にするのがポイントです。

もし顔や首筋など洗面器で冷やせない部分だったりシャワーを使えない環境であれば氷や保冷剤をタオルで包んで患部に当てます。

冷やすことが大切なので、早い回復のためにもまずは日焼け部分を冷やしましょう。

外用薬を塗る

市販されている外用薬を購入し、患部に塗って様子を見ます。

火傷に効くオロナイン軟膏でも良いのですが、日焼けによる火傷の場合は専用のジェルやクリームタイプの化粧水も販売されています。

ジェルや化粧水であれば保湿も同時に出来るためシミやシワ対策にもなります。

かぶれが酷い場合は皮膚科へ

かぶれの症状が酷い場合や症状がなかなか改善されない場合は皮膚科を受診しましょう。

また、日焼け止めを塗ってかぶれてしまった場合は原因となった日焼け止めを持参して医師に相談してみても良いと思います。

かぶれ対策は、日焼け止めを塗らなければ良いというわけではなく、原因を突き止めなければまた同じ成分に反応し繰り返すことがあります。

日焼け止めとかぶれまとめ

いかがでしたか?

今回のサイトでは日焼け止めでのかぶれについてご紹介しました。

日焼け止めでかぶれる可能性はあり、日焼け止めに含まれている化合物が原因であることが多いです。

また、自分の免疫力が低下している場合には特に異常が起こりやすく、かぶれてしまったらすぐに水で洗い落とすことが大切です。

日焼け止めを塗ったことでかぶれてしまった場合は軽度であれば市販薬で処置も可能ですが、心配であれば皮膚科を受診して治療を行うことをおすすめします。