敏感肌で肌が荒れる人の日焼け止め選びのポイントを詳しく解説
2019.02.15
敏感肌の方の日焼けは肌が荒れる原因ともなるので、とてもつらいですよね。
紫外線から肌を守るために日焼け止めを塗ったつもりでも、その日焼け止めが原因で肌荒れを起こしてしまうことだってあります。
敏感肌だけどしっかりとした日焼け対策をして美白を保ちたいという女性も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、敏感肌の方の荒れる原因を作らない日焼け止め選びについて詳しく紹介します。
敏感肌は日焼けが原因で荒れる?
一昔前までは色黒が流行った時期もありましたが、時代も変わり現代は美白に憧れる女子や男子が増えてきました。
そのため、夏に限らずに外出するときの紫外線対策は年中必須となり、日焼けしないようにとみなさん試行錯誤されていると思います。
肌が強い人であれば、どんな日焼け止めクリームでも気にせずに使用することができるのですが、敏感肌の方だと塗る量を控えたり、ファンデーションだけで日焼け対策をしたりとする方もいます。
しかし、間違った日焼け対策アイテムや、日焼け止め対策をしないといった方法は、肌を美肌に保つのが難しくなってしまいます。
敏感肌の症状というのは、
- 髪の毛が触れるだけでもかゆい
- 一年中肌がカサカサしている
- ニキビや吹き出物ができやすい
- 化粧品で赤くなりヒリヒリと痛むことがある
症状は人によってさまざまですが、このような状態が挙げられます。
つまり、敏感肌の方の肌状態は、角質層が乱れてバリア機能が弱っている状態です。
この状態で紫外線などの外からの強い刺激を受けてしまうと、肌の内側の潤いが保てなくなってしまい、敏感肌の症状を悪化させてしまい“乾燥性敏感肌”になってしまいます。
敏感肌の日焼け以外の原因
敏感肌とは、肌への外的刺激に対して弱い状態のこと。
日焼け以外の原因には以下のものがあります。
- 生活習慣の乱れ
- ホルモンバランスの変化
- アレルギーのよるもの
- 間違ったスキンケア
これらが原因となり、肌を守るバリア機能が低下すると敏感肌を発症してしまうのです。
具体的にどのようなことなのか詳しく見てみましょう。
生活習慣の乱れ
仕事と家庭を両立させて日々奮闘している女性はとても魅力的。
仕事や育児、家事などを優先してしまい自分のことを後回しにしてしまうなんて方も多いですよね。
しかし、夜遅くまで起きるような生活が続き、睡眠不足になると肌がストレスを感じてしまいます。
生活習慣の乱れは、肌への栄養不足を引き起こして敏感肌の症状をつくりだしてしまうので注意が必要です。
他にも、毎日の健康にも影響を及ぼすようなことにもなりかねないので、心当たりのある方は、ライフスタイルの改善を目指すようにしましょう。
ホルモンバランスの変化
女性は月経や妊娠、出産のようにホルモンバランスが変化することが多く、特に生理前に肌が敏感になる人が多いです。
生理前や生理中は、イライラしてストレスが溜まることもあるのでこれらが原因となり肌への栄養がいきわたらなくなり、肌荒れや乾燥肌、ニキビなどをつくりだしてしまいます。
アレルギーによるもの
皮膚は角層のもつバリア機能で、外界のさまざまな刺激から皮膚内部を守っています。
しかし、角層を通り抜けてアレルギー物質が皮膚内部に侵入してくると、皮膚組織ではすぐにアレルギー物質侵入を伝えて、排除するための免疫機構が開始されます。
アレルギーとは、この反応が過敏に働いて異常を起こしている状態のことをいい、人によってさまざまですが、自分の肌に合わない何かしらが要因となって敏感肌を引き起こしてしまうのです。
また、体調を崩したり、肌が乾燥していたりすると、それらが影響で皮膚のバリア機能が低下し、健康時なら何でもない物質に対してアレルギーを引き起こしてしまうこともあります。
間違ったスキンケア
間違ったスキンケアは、肌の保湿力が低下して敏感肌の原因となります。
成年期を迎えてから発生するニキビは、ストレスや不健全な生活、ホルモン分泌の不調が原因といわれており、間違ったスキンケアを続けてしまうと保湿力はどんどんなくなってしまいます。
今使っているスキンケアアイテムで肌に何かしらの異常が現われたり、保湿力がイマイチだなと感じたりするような場合も見直しが必要です。
敏感肌の荒れない日焼け止め選び
敏感肌の人でも美白をキープするには、しっかりとした日焼け止め対策が必要です。
日焼け止めを選ぶときのポイントは、
- ノンケミカルのものを選ぶ
- SPF/PA共に高すぎないものを選ぶ
- 肌の刺激成分の少ないものを選ぶ
具体的に詳しくみてみましょう。
ノンケミカルのものを選ぶ
敏感肌の方は、日焼け止めを選ぶときに、「紫外線吸収剤」が含まれていないか確認してから買うようにしましょう。
この紫外線吸収剤は、紫外線から肌を守る力は強いのですが、肌への刺激が強いため、敏感肌の方が使ってしまうと肌荒れの原因ともなります。
ノンケミカルタイプの日焼け止めには、表記に「ケミカルフリー」「吸収剤フリー」「ノンケミカル」と記載されているのでそれらを参考にして選ぶと良いです。
紫外線吸収剤入りのものよりは日焼け対策の効果は下がるとはいえ、しっかりと紫外線から肌を守りながら肌へのダメージも軽減させてくれます。
SPF/PA共に高すぎないものを選ぶ
日焼け止めには、日焼けやシミの原因となる紫外線B波を防ぐ効果の高さを示す「SPF」と、シワやたるみなどの原因となる紫外線A波を防ぐ効果の高さを示す「PA」の記載があります。
どちらも数値が高ければ高い程、強い効果があるのだという認識はみなさんもあるのではないでしょうか。
肌が強い方であれば、数値だけを気にして使えばいいのですが、敏感肌の方は肌への負担も大きくなるので注意が必要です。
敏感肌の方は、ノンケミカルタイプのもので、SPF30以下、PA++以下のものを選ぶようにして下さい。
肌の刺激成分の少ないものを選ぶ
敏感肌の方は、以下の成分が含まれていない、もしくは配合量が少ないものを選ぶようにして下さい。
- 合成界面活性剤
- エタノール
- 合成着色料
- 添加物
これらの成分は、肌への刺激物となります。
敏感肌の人が使用すると、かゆみや傷みなどを引き起こしかねないので配合されている成分には十分注意して選ぶようにして下さい。
今まで使っていた日焼け止めで肌が荒れるなどの症状を引き起こしてしまったことのある方は、そのアイテムにどのような成分が含まれているのかをチェックすることで自分に合わない成分を確認することもできるので、一度詳しく見てみることをおすすめします。
どんなに工夫をしても肌が荒れる場合
何を試しても肌があれてしまうという敏感肌の方でも紫外線対策を諦めてはいけません。
肌に直接塗らない方法で日焼け対策をすれば良いのです。
日傘などを活用する
一番手軽な方法は、外出時に日傘を利用するのと、肌を露出しない服装にすることです。
色の濃いものほど、紫外線を吸収する効果が高くなるのでおすすめです。
ただし、直接の紫外線対策はできても、反射した紫外線までは防ぎきれないといったデメリットもあるので注意が必要です。
外出時間を調整する
10時から14時の間は、1日の中で紫外線が一番強くなる時間帯です。
この時間帯を避けるだけでも紫外線・日焼け対策の効果はあります。
食べ物を意識する
敏感肌の方は、体の内側にターンオーバーを促すような栄養素をしっかりと摂ることも大切です。
紫外線対策に有効な栄養素は、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、ポリフェノールなどです。
紫外線により酸化を防ぐ抗酸化作用のあるものや、代謝をよくするもの、細胞を修正して再生する働きのあるもの、これらの栄養素を積極的に摂り入れるようにしましょう。
飲む日焼け止めを活用する
今の時代、日焼け止めは塗るタイプのモノだけではありません。
飲む日焼け止めというサプリメントを活用することで体の内側から日焼け止め対策を行うことができます。
肌に直接塗るような従来のクリームやスプレーなどでは無く、サプリメントを飲むことによって日焼け対策ができるので、敏感肌の方でも安心して使用することができます。
飲む日焼け止めには、“紫外線を防御する働きがあると科学的に認められている成分”の「ニュートロックスサン」や「フラバンジェノール」などが配合されています。
これらの成分には、活性酸素をコントロールしながらメラニン色素の生成を抑え、体の内側から紫外線に対する保護力を高くする効果があります。
サプリメントなので、即効性はありませんが、飲み続けることで身体の内側から紫外線に強い体作りをすることができるのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、敏感肌の方の荒れる原因を作らない日焼け止め選びについて詳しく案内してきました。
敏感肌の方でも紫外線対策はしっかりとしたいですよね。
美しい美肌を保つのは、今の時代の常識。
肌が荒れやすい敏感肌の方でも今回紹介してきた方法でしっかりと紫外線対策はできるので、是非参考にして美白肌をキープしてくださいね。