ニュートロックスサンって知ってる？その効果とは！

日本では、近年飲む日焼け止めが注目されるようになってきました。

これまでは塗るタイプの日焼け止めが主流で、今もなおそれが普通ですが、海外では飲むタイプの日焼け止めも選択肢の一つとしてごく普通に考えられています。

しかし、日本では飲むタイプの日焼け止めについての認知度はまだ低く、存在を知っていてもその効果について詳しく知らない人も多いようです。

今回は、飲む日焼け止めに使われるニュートロックスサンの効果についてご紹介します。

飲む日焼け止めって何？

日焼け止めを飲むの！？と、初めて聞いたかたはびっくりするかもしれません。

近年飲むタイプの日焼け止めに徐々に注目が集まり、美容情報に敏感なかたは取り入れはじめています。

また、塗るタイプの日焼け止めが苦手な場合は、飲むタイプの方がよいかもしれません。

それでは、飲む日焼け止めの主成分であるニュートロックスサンについて、詳しく見ていきましょう！

ニュートロックスサンって何？

ニュートロックスサンは、日本製の飲む日焼け止めの主成分として用いられているものです。

飲む日焼け止めには海外製のものと日本製のものがありますが、日本製のものの多くはニュートロックスサンが主成分になっています。

ニュートロックスサンは、スペインの細胞生物学のニコル博士と、モンテローザ社の共同開発によってできた成分です。

その原料となるのは、地中海生まれのシトラスエキスと、ローズマリー葉から抽出した天然ポリフェノール成分で、特定の配合により紫外線への効果が飛躍的に実証できたことで用いられるようになりました。

ニュートロックスサンの効果は？

ニュートロックスサンを摂取すると、紫外線を浴びた肌の炎症を鎮めたり、肌のダメージを軽くすることができるとされています。

また、体の内側から全身に働くので、塗る日焼け止めや紫外線対策に使用する日傘や帽子などでは防ぎきれない部分のダメージを軽減することもできます。

そして、紫外線を浴びることで発生する、シワやたるみ、シミ、そばかすの原因にもつながる活性酸素を除去することで知られています。

ニュートロックスサンは肌老化にも効果あり！

ニュートロックスサンは、日焼けによるダメージを軽減するだけではありません。

ニュートロックスサンは紫外線を浴びることで発生する活性酸素を除去するための抗酸化力を高めるため、美肌を保つためにも役立ちます。

活性酸素は、紫外線を浴びたり、飲酒や喫煙、ストレスなど様々な要因が引き金となって発生し、体内に蓄積します。

活性酸素は、シミやくすみ、シワ、たるみといった肌の老化の原因にもつながります。

こうした美肌の敵とも言える活性酸素を除去する抗酸化力がニュートロックスサンによって高められることで、シミやくすみ、シワ、たるみにつながりにくい環境にしてくれます。

紫外線により肌が受けるダメージとは

紫外線にはUVAとUVBの2種類があります。

UVAは肌の奥まで到達し、活性酸素を発生させることでシワやたるみ、肌を黒くするなどの原因につながります。

UVBは肌の表面までしか到達しませんが、とても強いために肌表面の炎症や、シミ、そばかすを引き起こす原因になります。

ニュートロックスサンは、これらの紫外線を受けることによって起こるシミやしわ、たるみを抑える効果が期待できます。

効果のあらわれかた

ニュートロックスサンの効果の現れ方は、飲んですぐに実感できるものではありません。

ニュートロックスサンを飲んだ人と飲んでいない人とでは、24時間後～48時間後に日焼けした際の炎症が抑えられる可能性があるとされています。

本当に効果が実感できるようになるのは、3か月経ってからのようで、毎日摂取することで徐々に紫外線に強い肌になっていくとされています。

そのため、即効性は期待できない点に注意が必要です。

ニュートロックスサンを摂りはじめて間もない頃は、塗る日焼け止めや日傘など、普段通りの紫外線ケアが必要です。

たくさん飲めば効果が出やすい？

ニュートロックスサンは、たくさん飲んだからといって一気に効果が上がるわけではありません。

ニュートロックスサンを開発した機関は、1日の摂取量の目安を250mgとしていますが、ある研究によると100mgの摂取と250mgの摂取とではその効果の現れ方はほとんど変わらないとしているものもあります。

日本製の飲む日焼け止めの多くは、1日の摂取量を125mg～250mg程度としているため、メーカーによって推奨されている量を守って飲みましょう。

ニュートロックスサンのメリット

ニュートロックスサンには、いくつかのメリットがあります。

たとえば、飲む日焼け止めとして摂取した場合、体内から働きかけるため全身に効果が期待できるため、日焼け止めを塗っていない場所のケアもできます。

塗る日焼け止めは、主に肌が露出している部分を中心に日焼け止めを塗りますよね。

しかし、紫外線の影響は服の下や目、頭皮にも及びます。

服の下は全身くまなく塗ることで回避できるかもしれませんが、目や頭皮など、どうしても日焼け止めが塗れない場所もあります。

こうした塗る日焼け止めが使えない場所も、飲む日焼け止めなら簡単にケアできて便利です。

塗る日焼け止めは、飲む日焼け止めに比べて安価でどこでも入手しやすい手軽なアイテムですが、その一方で苦手なかたも多いです。

敏感肌のかたにとっては肌の負担が大きい場合があったり、塗り忘れや塗りムラによって日焼けしてしまったり、べたつき感があったり、メイクの下に塗ると重たい感じがしたり、匂いがきつかったりと、様々な理由で使いにくさを感じている人もいます。

飲む日焼け止めが販売される前は、これらの苦手意識を感じる人にとっては、その他の紫外線対策として日傘や帽子など、肌に直接紫外線を浴びないよう工夫することくらいしかありませんでした。

しかし、飲む日焼け止めが販売されてからは、塗る日焼け止めに苦手なかたでも簡単に紫外線対策ができるようになりました。

飲む日焼け止めのメリットは、他にもあります。

それは、水に濡れても汗をかいても関係ないことです。

塗る日焼け止めは、汗や皮脂で流れたり、一定時間経過することで紫外線をブロックする効果が薄まるため、こまめに塗り直す必要がありました。

メイクの上から日焼け止めを塗り直すのは、時間や手間がかかりがちで、どうしてもヨレやすくなってしまうことが難点でもありました。

しかし、飲むタイプの日焼け止めや汗や皮脂で流れる心配はないため、塗り直すなどの手間が省けます。

これは、1年中降り注ぐ紫外線から肌を守る上でとても便利なポイントですよね。

毎日日焼け止めのことを心配しなくても良いとなれば、手間が省けてストレスも軽減できますね。

ニュートロックスサンの副作用について

ニュートロックスサンの原料は野菜や果実から抽出された成分です。

今のところ、実際に摂取した人の中から副作用の報告はないようです。

しかし、4歳以下の子どもや、妊産婦さんは飲むのを控えたほうがいいとされています。

それは、妊産婦さんの臨床結果がないためで、安全性が確認されていないことから、控えたほうが良いとされているようです。

PLエキス（フェーンブロック）との違い

ニュートロックスサンは、日本製の飲む日焼け止めに多く用いられている主成分です。

一方で、海外製の飲む日焼け止めの多くにはPLエキスが主成分として用いられています。

ニュートロックスサンは野菜や果物から抽出された抗酸化成分ですが、PLエキスはアメリ
カのシダ植物かた抽出した抗酸化成分です。

PLエキスの原料となるシダ植物には、アレルギーを誘発するリスクがあるそうです。

ニュートロックスサンとPLエキスの効果の違いについては、日焼けによる肌の炎症を抑える点については大きく変わりません。

しかし、ニュートロックスサンは、日焼けの炎症を抑えるだけではなく、シミやシワに対しても対策をとることができるとされています。

ニュートロックスサンで日焼け止めは完璧！？

ニュートロックスサンを飲む日焼け止めとして飲むと、実験データによれば16歳～60歳のかたが85日間摂取した結果、紫外線保護作用が60％まで上昇したことで知られています。

ニュートロックスサンは日焼けを防ぐものではなく、日焼けによってダメージを受けた肌の炎症を抑えるので、ニュートロックスサンを飲み続けているからといって日焼けそのものが防止できたり、100％シミやそばかすが発生しないわけではありません。

ニュートロックスサンの効果がしっかり現れてくるとされているのは、摂取し続けて3か月後からといわれています。

なので、塗る日焼け止めや日傘、帽子、UVカット加工された衣服などと並行して肌を守る対策が必要です。

即効性は期待できない、という点に注意して使用されることをおすすめします。

ニュートロックスサンまとめ

今回は、飲む日焼け止めの主成分、ニュートロックスサンについて、その効果や注意点についてご紹介しました。

ニュートロックスサンはシトラスエキスと、ローズマリー葉から抽出された天然ポリフェノールで、抗酸化作用のある自然の成分です。

塗る日焼け止めと違い、日焼けしないためのものではなく、日焼けで受ける肌のダメージを軽減したり、活性酸素を抑えることでシミやシワなどを防ぐ効果が期待できます。

即効性はなく、飲み続けることで徐々に効果が現れるため、初めのうちは他の紫外線対策をしっかりと行う必要があります。

ニュートロックスサンには、塗る日焼け止めが使えないかたや苦手意識があるかたの紫外線ケアに役立つというメリットがあります。

塗る日焼け止めは汗や水に弱く、何度もこまめに塗り直す必要があります。

また、ベタついたり匂いがきつかったりと、感触や嗅覚に敏感なかたは使いづらさを感じる方もいます。

こうした塗る日焼け止めのデメリットを飲む日焼け止めとしてニュートロックスサンを摂取することで、解消できる場合もあります。

様々なポイントから自分に合った紫外線対策を行いましょう！