日焼け止めにオーガニックがおすすめ!効能と注意点を紹介!

2018.05.21

オーガニック

オーガニックと聞くだけで肌に優しいという印象から、基礎化粧品から日焼け止めまでオーガニックで揃えたいと考える人も多いと思います。

しかし本当にオーガニックのことを理解できている人は少ないのではないでしょうか。

今回は、オーガニックコスメについて解説していきます。

日焼け止め製品でもオーガニックが増えている

オーガニック仕様のコスメ

オーガニックコスメが近年人気になってきました。

敏感肌や乾燥肌またはオイリーな方でも使えるスキンケア製品からメイク・美容液製品と幅広く販売されています。

日焼け止めのオーガニック製品も数多く販売されています

紫外線を防ぐ製品はいろんな種類がありますが、オーガニックの日焼け止めになるとクリームや乳液タイプが多いです。

日焼け止めのタイプとしては、化学物質を使っている吸収剤ではなく、紫外線を反射させる散乱剤のタイプが多く、ノンケミカルとして表示されています。

そもそも紫外線散乱剤は肌への刺激が弱く、そこにオーガニックが加わることで比較的安心して使うことができます。

化粧下地にもuvカット仕様の製品もあり、オーガニック仕様になっているものもあります。

肌が弱い赤ちゃんにも

小さい頃から紫外線に関心を持つことで美肌や美白維持につながるので、赤ちゃんにも使いたい人が増えています。

植物由来の製品であれば子供にも使いやすいですね。

spf50のような製品は少ない

uvカットする指標としてspfやpa値が目安になりますが、ほとんどがspf30、pa+++のオーガニックの日焼け止めが多いです。

それ以上の製品がないわけではないですが、spf40やpa++++は探してもオーガニック表示されているけれど疑わないといけないような製品もあります。

しっかり紫外線対策ができないオーガニック製品もあることを理解してください。

オーガニックコスメの意味を知ろう

オーガニックコスメの意味を知ろう

化学物質の肥料や農薬を使わない有機栽培のことをオーガニックと呼びます。

有機栽培や自然採取された植物のエキスから配合された化粧品のことをオーガニックコスメと一般的に呼ばれています。

日本では、食品に対しては農林水産省で定めたオーガニック認証はありますが、化粧品に対してはオーガニック認証基準がありません。

オーガニックコスメの正式な基準がないため定義が曖昧になってしまっています。
ほんのすこしオーガニックの植物由来の成分が入っているだけでも、オーガニックコスメとして販売されていたり、化学物質も一般的な化粧品同様含まれていることもあります。

無添加・自然派化粧・オーガニックって?

添加物である界面活性剤・防腐剤・合成香料など使われていない製品を無添加とよんでいますが、ここの定義も曖昧です。

自然派化粧品は天然の成分を使っているように思われますが、製造過程で化学合成された成分が生まれることもあります。

このような製品もまれにオーガニックと呼んでいることもあります。

どれも非常に曖昧な呼び名であると考えられます。

オーガニックであっても化学成分が使われていることも

日焼け止めでも、オーガニック表示されていても化学成分が使われていることがあります。

水に落ちにくい製品の多くにシリコンが配合されていることが多いですが、そんな製品であっても他の成分がオーガニック仕様であるから肌に優しい日焼け止めとして販売されていることも。

日本における日焼け止めオーガニックの定義が曖昧

海外のオーガニック基準はとても厳格です。

天然成分を90%以上使っているもの、化学成分はもちろん防腐剤・鉱物の仕様も一切禁止、なかには動物実験も不可といった基準があり、これらをクリアしなければオーガニックと認めない機関もあります。

しかし日本にはこのような明確な基準が存在していないので、曖昧な製品が多くなるのは仕方のないことかもしれません。

ウォータープルーフ仕様の製品も販売されている

アウトドアで大活躍をするのがウォータープルーフです。

水や汗に落ちにくい仕様になっており、こちらもオーガニックとして販売されています。

ただシリコンが配合されていることもあり、落とすときにクレンジングが必要なこともあります。

夏に大活躍するウォータープルーフ仕様のオーガニック日焼け止めになりますが、必ずしも肌に優しい製品とは言えないこともあるので成分をみて選びましょう。

オーガニック製品で使うときの注意点

ドクターストップ写真

化学成分が配合されていることもありますので注意が必要です。成分をみて一般的な化粧品同様に考え使用しましょう。

ランキングや口コミだけで判断することはできない

化粧品は人それぞれ合う合わないがあるので、レビューが悪かったりよくなったりということはもちろん存在します。

高額であっても高評価であっても結局のところ一度使わないとわかりません。一度使用し自分で判断をするのが正しい選び方です。

海やプールでは完全な対策ができないことが多い

シミやヒリヒリ肌の原因となるUVBを防ぐspf、シワやたるみの原因となるUVAを防ぐpaの値がそこまで高くないのがオーガニックの日焼け止めになっています。

肌の露出が多いレジャーを楽しむ夏は、このような製品だけでは完璧に肌を守ることができません。

肌に優しい日焼け止めを使っても、日焼けをしたり肌トラブルが起きれば本末転倒です。

紫外線が強い時期は、spfやpa値が高い日焼け止めを使うことをおすすめします。オーガニックだけに頼ってしまうと本来の目的を失うこともあります。

落ちることが多いのでこまめな塗り直しが必要

基準は曖昧でもオーガニックコスメは一般的に肌に優しい製品が多いですが、水や汗に弱いことから塗り直しが必要となります。

顔とボディで使い分けることも良い方法

美容に関心が高い方は、顔こそ守りたい部分になります。

顔だけオーガニックで対処し、露出することが多いボディの部分は普通の日焼け止めを使うのも一つの方法です。

植物由来だからといって安心しないように

すべて植物由来のオーガニック製品だから肌に優しいわけではありません。

植物にアレルギーを持っている人もいますので、念のためにパッチテストをしましょう。

少量を腕に塗って24時間放置してください。炎症が起きなければ安全です。

チェックすることで安心して使うことができます。

目的を持っているなら石鹸で落とせるタイプを探そう

クレンジング剤が必要になるようなオーガニック製品は、敏感肌や乾燥肌の女性にとって大きなトラブルになることがあります。

できる限り石鹸でも落とすことができる日焼け止めのオーガニック製品がおすすめです。

クレンジング剤が必要になる日焼け止めは、化学成分が使われていることが多いです。

総合的に取り組むことが必要

日焼け止めだけが紫外線対策ではありません。それと一緒に多方面から対策することも重要です。

紫外線のダメージの修復に必要となる栄養を補う食事やサプリメント、夏のレジャーに活躍するラッシュガードなども組み合わせると良いと思います。

結果的に肌に優しい紫外線対策ができます。

肌に優しい製品がオーガニックと考えている人も多いですが、重要なのは配合されている成分です。

天然素材でないとダメという方は成分に注目してみましょう。

また、過度に化学成分を嫌うだけではなく用途に合わせてチョイスしてみましょう。