紫外線から肌を守る!ケアのしかたをご紹介!
2018.09.28
紫外線が美肌にとって大敵なのは、よく知られていますよね。
シミ、シワ、たるみ…日焼け以外にも、年齢を重ねるごとに気になる部分は増えていきます。
日焼けは放っておくと治るからと、本当に何もしないで放っておくと、
のちの肌に大きなダメージを与えたり、ひどい場合には治療が必要になったりすることも。
今回は、紫外線から肌を守るためのケアの方法についてご紹介します。
なぜ紫外線から肌を守る必要があるの?
紫外線から肌を守る目的は、様々です。
主に、美肌を維持するため、老化防止、皮膚ガンを予防するためなどがあるのではないでしょうか。
紫外線から肌を守るには、予防と対策、アフターケアが大切です。
肌老化予防
紫外線によって肌がダメージを受けると、日焼け、シミ、シワ、たるみなどの肌老化につながります。
肌が老化する大きな原因は、紫外線によるものとされています。
そこに加齢が加わり、肌の生まれ変わりのサイクルが乱れることで、シミやそばかすもできやすくなってしまいます。
紫外線を浴びると…?
紫外線には、UVAとUVBの2種類があります。
UVAは、1年中降り注ぎ、肌の奥まで到達する波長の長い紫外線です。
一気にその影響が目に見えるわけではなく、ジワジワと忘れた頃に肌のダメージとして現れてくるのが特徴で、知らない間に肌が黒くなっていた、シミやそばかすが増えた、などの変化をもたらす原因になります。
UVBは、肌の奥までは届きませんが、ダメージを与える力はとても強いです。
1年中降り注いでいますが、特に夏場にその量が激増し、たくさん浴びることで肌が赤くヒリヒリとした状態になったりする、私たちにもなじみのある日焼けにつながります。
UVBによる影響は、短時間で肌に現れやすいです。
そのため、例えば海水浴に行った帰りには既に肌が痛い、ヒリヒリする、ほてるなどの症状が出やすく、ひどい場合は水ぶくれや我慢できないほどのほてりを感じます。
そして時間が経つと、人によっては肌が黒くなったり、シミやそばかすが増える原因にもなります。
日焼けは、肌がほてったり、潤いを保つ部分が損傷を受けることで、いつもよりも水分が保てない状態となり、乾燥肌にもなりがちです。
そのため、乾燥からくるシワ、たるみも起きやすくなります。
シミやそばかすができるまで
紫外線がシミやそばかすにつながることはよく知られていますが、なぜそうなってしまうのでしょうか。
紫外線を浴びた肌は、肌の細胞がダメージを受けないように働きます。
メラニンは、紫外線を吸収するために作られるものなのですが、過剰に作られると後にシミやそばかすとなって肌の表面に現れてきます。
これも、肌を黒くして紫外線に強い肌を作るための自然な現象なのですが、肌の奥で作られたメラニン色素は肌が生まれ変わるためのサイクルで次第に表面近いところに到達してきます。
日焼け後、すぐにシミやそばかすとして現れないのはそのためで、忘れたころのダメージというのはこのことなんですね。
日焼けによって作られて、肌の表面まであがってきたメラニン色素達は、全てがシミやそばかすになるわけではありません。
ふつうは、古い角質と一緒に垢として剥がれ落ちてしまいます。
ですが、肌の生まれ変わりのサイクルが乱れたりすることで、肌の表面への滞在時間が長くなると、色素沈着を起こしてシミやそばかすになってしまうんです。
肌のターンオーバーって?
肌の生まれ変わるサイクルのことを、ターンオーバーといいます。
私たちの肌は、古い角質が剥がれて新しい肌に変わるサイクルを持っています。
若い人なら、このサイクルは28日周期だと言われていますが、年を重ねたり、ストレスや生活習慣の影響、病気などによってサイクルが乱れてしまうこともあります。
シミやそばかすは、ターンオーバーのサイクルを整えることで残りにくくなりますから、お肌のケアだけではなく、生活習慣の見直しなども美肌につながっています。
皮膚がん予防
日焼けは、皮膚がんの原因にもなります。
紫外線に強い人種とそうでない人種があるため、アフリカの黒色人種の人々は皮膚がんが少ないとも言われています。
紫外線を浴びると、DNAにダメージを与え傷がつきます。
それを修復しようとする力はあるのですが、長年繰り返し修復していると正しく修復されないこともあります。
こうして傷の直し間違いから突然変異を起こし、たまたまガンの発生に関わる遺伝子だった場合、増殖してガンになってしまいます。
皮膚がんになりやすいのは、高齢になってからだと言われています。
そのため、若いうちから紫外線を浴びない工夫を重ねることが大切です。
日焼け後の肌を左右する!アフターケア
いくら気を付けていても、うっかり日焼けすることもあるでしょう。
シミ、そばかすになっちゃう!シワになっちゃう!とがっかりしてしまうかもしれませんが、アフターケアを正しく行うことで被害を最小限に防ぐことができます。
ですから、日焼けしたからと後悔しているくらいなら、一刻も早いアフターケアにとりかかりましょう!
アフターケアの大原則
アフターケアは、冷やす、保湿、刺激を与えないが大原則です。
この3つのポイントをちゃんと守ると、シミやそばかす、シワ、たるみ、黒くなるなどの被害を抑えることができますよ。
日焼けした肌は、肌がやけどした状態になっています。
そのため、早いうちにほてりを抑えることが大切です。
海水浴場やレジャー施設なら冷たいシャワーを浴びる、冷たいシャワーがなければ冷やしたタオル、保冷剤を巻いたタオルをあてて冷やしましょう。
人によっては、ヒリヒリ感がしばらく続くことがあります。
ほてりやヒリヒリ感がある場合は、低刺激の基礎化粧品でしっかり保湿しましょう。
ほてりにより、日焼け後の肌は乾燥しやすい状態となっています。
また、肌の潤いを保つ力も通常より弱まっているため、保湿をしっかり行うことが必要です。
ほてりやヒリヒリ感がない場合は、美白成分の入った基礎化粧品もおすすめですが、ほてりやヒリヒリ感が残っている場合は刺激が強すぎて逆効果になります。
敏感肌用の基礎化粧品やアフターケアローションを活用して、肌に負担がかからないように保湿することが大切です。
冷やす、保湿ができたら、刺激を避けることにも注意しましょう。
日焼け後しばらくは、肌に優しい方法で過ごすことが大切です。
例えば、下着の締め付けや素材に気を付ける、メイクはお湯で落とせる範囲にとどめる、日焼け止めや日焼けグッズを活用してこれ以上の日焼けをしない、ボディソープや洗顔料は刺激の少ないものにするなど、できるだけ刺激を回避しましょう。
まとめ
紫外線が肌に与える影響や、ケアの方法についてご紹介しました。
まずは、紫外線を浴びすぎないことが一番の予防方法ですよね。
紫外線は1年中降り注いでいます。冬や室内でも影響を受けることがあるため、夏だけ日焼け止めを塗るというかたは、他の季節にも日焼け止めを塗ってみましょう。
汗をかきやすくなる季節では、こまめに日焼け止めを塗り直したり、日傘や長い手袋、UVカット効果のあるパーカーなどを着用して、できるだけ紫外線を浴びないよう工夫することも大切です。
最近では、飲むタイプの日焼け止めも販売されています。自分に合った方法を上手に組み合わせてみましょう。