日焼け後のケアにはアロエベラが効果的!危険性や注意点とあわせて解説
2018.11.21
アロエベラは日焼けした肌に効果的とされドラッグストアやコスメストアで見かけることがありますよね。
ですが実際にアロエベラを塗ってどうして効くのかあまりわからず使用している人も多いと思います。
そこで今回は、日焼けした顔や体の肌に効果的なアロエベラの効果・効能について紹介します。
日焼け後にはアロエベラが効果的?
夏と言えば海やプール、野外フェスと日焼けする機会が多いので日焼け後のケアはとても大切です。
赤みやほてりをそのまま放置してしまうと肌の炎症がおさまらず、ひどいときは皮膚が水ぶくれになったり剥けてしまうこともあります。
そんな日焼けした肌の回復を促す効果があるのがアロエです。
日焼けした肌は火傷の一種なので、とにかく冷やすことが重要。薬局やドラッグストアで手に入るアロエベラを塗ることで体を冷やしながら炎症を抑え、保湿効果もあるので日焼けした肌には最適です。
最近では、日焼け止めだけでなく、アフターサンケア商品がたくさん存在するのでどれを選べば効果があるのかと迷ってしまう方も多いと思います。
そんな迷ったときには、アロエベラを覚えていると安心です。
アロエに種類はある?
皮膚が紫外線を浴びることで、肌が炎症を起こして赤くなる急性症状の「サンバーン」と、メラニン色素が皮膚表面に沈着して引き起こす「サンタン」の2種類があるように、アロエにも種類があります。
アロエエキス入りの化粧品は数多くあるので、みなさん一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
日焼け後のアフタークリーム以外でもシャンプーやボディーソープ、石鹸などがあります。
そんなアロエにも種類があります。
- アロエベラ
- キダチアロエ
アロエはアフリカ原産の熱帯植物で、300以上の種類があると言われていますが、日本でも使われている最もポピュラーなものは、この2種類です。
どのような違いがあるのか具体的に見てみましょう。
アロエベラ
アロエベラはドラッグストアだけでなく、デパートや輸入食材店などの野菜コーナーなどに売っている、主に食用として利用されているアロエです。
食べる場合は、外の皮を剥いてゼリー状の部分を薄く切って食べるのが一般的で日本ではアロエヨーグルトに人気あります。
アロエベラの日焼け肌回復の効果は、塗るだけでなく食べることでも得られます。
更に、胃腸を整える効果もあるので、夏バテで食欲がないような場合にもおすすめです。
キダチアロエ
出典 : https://ja.wikipedia.org
キダチアロエは主に薬用や観賞用として栽培されているアロエです。
食べることもできますが苦味が強いため食用向きではありません。
アロエベラと比べると小ぶりで、日本で出回っているアロエは、このキダチアロエとアロエベラの2種類が一般的です。
アロエベラの成分
アロエにはどのような成分が配合されているのでしょうか。
日焼け後の肌を整えてくれる成分には、
- アロエシン
- アロエエモジン
- アミノ酸
- アロイン
- 酵素
- ミネラル
- ムコ多糖類
などがあります。
アロエに含まれている成分には炎症を抑えながら紫外線によるダメージを修復する作用がある他、メラニン色素を作るチロシナーゼの働きを抑え対処することもできるので、シミやそばかす予防にも効果があります。
しかし、アロエを含む化粧品にはアロエのほかに添加物が入っていることもあるのでそれが刺激となり肌に悪影響を与えてしまうこともあるので注意が必要です。
アロエシン
アロエシンは殺菌作用および抗菌作用が認められるアロエの成分です。
アロエベラとキダチアロエの両方に含有されており、チロナーゼ酵素の作用を阻害するので、美白効果もあるとされています。
アロエエモジン
アロエエモジンは、健胃作用、腸の活性化作用、解毒作用などがあり、二日酔いなどにも効果があります。
アロエの皮部分やゼリー状部分に多く含まれている苦味のある成分です。
アロイン
アロインは、腸の働きを活性化することで便秘改善効果や健胃効果があると言われている成分です。
アロインが、アロエベラに含まれる場合は医薬品扱いとなります。
アミノ酸
アミノ酸は肌の天然保湿成分。
角層の中にある天然の保湿因子として重要なのがアミノ酸で、うるおいのある肌つくりにアミノ酸は必要不可欠です。
日焼け後の乾燥した肌にも必要な成分です。
ミネラル
ミネラルは3大栄養素の1つです。
ミネラルが不足すると体内では様々な欠乏症が現れるのですが、アロエを摂ることでしっかりと栄養素を吸収することができます。
ムコ多糖類
ムコ多糖類は、細胞と細胞を結合するゲル状の物質です。
体の関節や皮膚など、いたるところに存在し、保水性に優れた成分です。
肌の健康や関節痛の緩和などの作用があります。
キハダアロエに比べてアロエベラに多く含まれており、分子量で見ると約10倍以上も多くアロエベラに含まれています。
皮膚に塗ることで、皮膚に水分含む膜を作ることができ、徐々にその水分が皮膚の中に浸透していき肌に潤いを与えてくれます。
アロエベラを日焼け後に使うときの注意点
実際に日焼けした肌にアロエを使おうとした場合、生葉を使う方法からドラッグストアや薬局、通販などで購入することができる化粧水やクリーム、ジェルなどがあります。
どのタイプのものでも使い方を間違えると肌に悪影響を与えることがあります。
特に、激しい日焼けをしてしまい、時間が経過し肌が真っ赤で強い痛みや痒みが起こってしまった状態で使うのは控えるようにしてください。
日焼け直後にケアをせずにこのような状態になってしまってからでは、逆に肌を痛めてしまう可能性があります。
このような重症化してしまった日焼けの場合は、皮膚科を受診しましょう。
また、人によってはアレルギー反応が起こる可能性もあります。
そのため、使用する前にパッチテストを行い、24時間ほど様子をみて異常がないことを確認した上で利用すると安心です。
他にも、アロエの生葉を使用する場合も注意が必要です。
生葉は、葉に雑菌が付着していることもあるので、アロエを熱湯消毒または煮沸消毒して冷ましてから使うようにしてください。
日焼けをアロエまとめ
いかがでしたか?
今回は、日焼けした肌に効果的なアロエベラの効果・効能について案内してきました。
アロエベラには、日焼けした肌だけでなく、美容効果の高い成分が多く含まれています。
日焼け後は軽いやけどのような状態なので、皮膚や肌がダメージを受けて乾燥してしまっています。
アフターケアのスピードは非常に大切です。
そんなときに、アロエベラはとても効果的なので、ぜひ使ってみてくださいね。