日焼け止めの順番は?メイク時の適切な塗り方を徹底解説!
2019.02.03
日焼け止めを塗るときの順番、気になったことありませんか?
夏は特に紫外線の量が多いため、美白を維持するためにも顔の日焼け止めを塗るときの順番をしっかりと守ることが大切です。
効果的な日焼け防止、予防、対策にとってとても重要なのです。
そこで今回の記事では、メイク時の適切な日焼け止めの順番から塗り方まで詳しく解説します。
日焼け止めを塗る順番は?
女性のメイクは、化粧水を使ってから、下地にファンデーションと顔に塗る物が多く大変ですよね。
順番を気にせずに塗っている方もたくさんいるとは思いますが、美白を維持するためには、メイク時に日焼け止めをプラスすることが大切です。
ではどのタイミングで日焼け止めを塗れば良いのでしょうか?
結論から言うと、“下地の前に日焼け止めを塗る”が、正解です。
朝の洗顔後に日焼けを塗るような場合は、以下の手順で塗ると良いです。
- 化粧水
- 乳液
- 日焼け止め
- 下地
- ファンデーション
この順番を守ってメイクするだけで、日焼け止めの効果がより一層高まります。
その理由として、日焼け止めの上に下地を塗り、ファンデーションを重ねることで紫外線を肌へ通りにくくさせることできるので、結果的に日焼け対策ができるのです。
とは言っても、日焼け止めクリームもいろんな種類がありますよね。
上の手順が適切なのは、乳液タイプやクリームタイプの日焼け止めクリームの場合です。
スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めは、基本的にメイクの上から使うように造られているので、化粧直しなどにも重宝するアイテムです。
ベースメイクのときは、乳液やクリームタイプのものを使い、化粧直し用にスプレータイプやパウダータイプを用意しておくと良いです。
また、最近では、日焼け止めと化粧下地の両方の機能を持つアイテムもあるので、UV機能付きの化粧下地や、UV機能付きBB(CC)クリームのようなオールインワンタイプを使うのも◎。
どちらにしても、「日焼け止めクリームは下地の前に塗る」という基本を覚えておくようにして下さい。
化粧下地は、ファンデーションを密着させやすくする働きがあるので順番を逆にしてしまうと化粧が崩れやすくなるだけでなく、日焼け止めの効果も半減させてしまいます。
日焼け止めの正しい塗り方
紫外線から肌を守るためには、日焼け止めが肌に均一に広がっている状態がベストと言えます。
顔全体に日焼け止めを付けたら手のひらを使い優しくなじませるようにするのがポイントです。
- 手のひらに100円玉大の量の日焼け止めを出す
- 適量を顔の5カ所(両ほお、額、鼻、あご)に乗せる
- 乗せた日焼け止めを優しく叩くように広げる
- 手の平を使い、隙間なく均一になじませる
肌が乾燥した状態で日焼け止めを塗っても潤いのバランスが崩れてしまい皮脂の分泌量が過剰になる恐れがあるので、必ず日焼け止めを塗る前は乳液などで保湿ケアをするか、保湿成分が配合された日焼け止めクリームを使うようにして下さい。
また、顔がベタつくからといって使用量を減らしたりすると十分な紫外線予防効果が得られないので注意が必要です。
日焼け止めの選び方
日焼け止めを選ぶ際は、目的(シーン)に合わせたUVカットアイテムを選ぶことが大切です。
日焼け止め選びの基準となる表記には、「PA(Protection Grade of UVA)」や「SPF(Sun Protection Factor)」があります。
「PA」は、+(ワンプラス)から++++(フォープラス)の4段階で表示されており、「SPF」は、最大50+(SPFが51より大きい)ものがあります。
この表示の「PA」は「UV-A(A紫外線)」、「SPF」は「UV-B(B紫外線)」を防ぐ効果を示しており、それぞれ+や数値が多い(高い)ほど、日焼け止め効果が高くなります。
PAの「+~++」は、日常生活で散歩や買い物、洗濯などで一時的に屋外へ出る方に適した数値です。
屋外でスポーツやレジャーなどを楽しむ予定のある方は、「+++」以上が好ましく、マリンスポーツなど非常に紫外線が強く、紫外線に敏感な方は「++++」を塗るようにしましょう。
また、紫外線防御効果を意味するSPFは、数値が高いものを選ぶほど、サンバーン(肌が赤くなる日やけ)の原因を防いでくれます。日焼けによりすぐ肌が赤くなるような方は数値が高いほど、サンバーンを防ぐことができます。
補足:紫外線には3種類ある
紫外線は3種類存在します。
- シワやたるみの原因になる「紫外線A波(UVA)」
- シミやそばかすの原因となる「紫外線B波(UVB)」
- 皮膚病の原因となる「紫外線C波(UVC)」
この中でも、日焼け止め対策として効果的なのが、紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)をカットするアイテムです。
日焼け止めの塗り直し・順番は?
日焼け止めを塗り直す場合、どのタイミングで塗り直せばよいのかイマイチわかりませんよね。
基本的に、使っている日焼け止めで効果の持続時間が変わり、SPF1につき20分の間、日焼けを防いでくれるとされています。
例えばSPF10と表記されていれば200分間(3時間20分)、SPF50であれば1000分(16時間40分)といった計算です。
しかし、季節やシーンによっては、皮脂や汗により日焼け止めが落ちてしまうので、そのような場合は化粧直しをする際に日焼け止めも塗り直す必要があります。
この日焼け止めの塗り直しは、時間があるかどうかによって対処法も変わってきます。
- 化粧を落として塗り直す時間がある場合
- 化粧を落とす時間がなく急ぎの場合
その日の状況によって変わってくるポイントなのでそれぞれ詳しく見てみましょう。
化粧を落として塗り直す時間がある場合
汗などをかいてしまい化粧が崩れてしまったときに、化粧を全て落として塗り直す時間がある場合は、クレンジングジェルなどを使い目の周り(アイメイク)以外を落としてから塗り直すのが良いです。
メイク落としが完了したら、朝のメイクと同様に化粧水から乳液、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションと塗り直します。
面倒な点を抜かせば、一番シンプルな塗り直し方で日焼け止め防止の効果が一番高い方法と言えます。
化粧を落とす時間がなく急ぎの場合
仕事中や外出中などで化粧を落とす時間がなく、一から化粧直しができない方は、スプレータイプの日焼け止めがおすすめです。
ファンデーションで軽く化粧直しをした後に、メイクの上からスプレーを振りかけるだけで日焼け対策ができます。
化粧を全て落として塗り直すほどの効果は期待できませんが、何もしないよりは日焼け予防の効果は発揮してくれるので時間がない方におすすめの方法と言えます。
化粧崩れさせない日焼け止めのポイント
日焼け止めと化粧下地を別塗りするタイプのものは、しっかりとメイクしたつもりでも崩れやすくなってしまいます。
化粧がよだれたり、崩れなくさせるポイントは、以下の3つ。
- しっかりとなじませる
- 皮脂対策をしっかりとする
- 油分やポリマー成分の少ないスキンケアを使う
しっかりとなじませる
朝、時間がないからといって、それぞれのアイテムを塗った後すぐに次を重ねるような行為は、化粧を崩してしまう原因となります。
化粧水や乳液、日焼け止め、下地等は、塗った直後に重ね塗りしてしまうとそれぞれの成分が混ざってしまい効果を発揮させなくするだけでなく、メイクが崩れやすくなってしまいます。
どうしても時間がないような場合は、ひとつひとつ塗った直後に、ティッシュなどを当てて余分な油分などを落としてから塗るようにしましょう。
皮脂対策をしっかりとする
顔の中でもTゾーンや鼻の頭(てっぺん)は油分の多い場所です。
ベースメイクする前にしっかりと皮脂対策をしてからそれぞれのアイテムを塗量にしましょう。
顔の余計な油分を取り除いてからメイクすることで、化粧が崩れて日焼けしてしまうといったデメリットを防いでくれます。
油分やポリマー成分の少ないスキンケアを使う
オールインワンゲルなどのジェル状のものは、油分や水分性ポリマーなどの保湿成分が高配合されています。
寝る前などはとても重宝するアイテムでも、外出前に利用してしまうと化粧崩れの原因とひとつになってしまいます。
朝のメイク時や外出前などは、化粧崩れが起こりにくいリッチすぎないタイプのものを使うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、メイク時の適切な日焼け止めの順番から塗り方まで詳しく解説してきました。
紫外線から肌を守り、美白を維持するためには、日焼け止めを塗る際の順番をしっかりと守ることが大切です。
たったこれだけでしっかりと対策できるの?と思うかもしれませんが、試せばその効果は実感できる程です。
是非、参考にしてシミやシワ、黒ずみの原因ともなる紫外線対策を行ってみて下さい。