紫外線だけじゃない?赤外線の影響による日焼けについて

2018.04.08

日焼けというと、おもな原因として紫外線を一番に思い浮かべます。

事実、紫外線は私たちの肌表面や身体の内部までを攻撃して、肌に炎症を起こしたり、シミやそばかすを作る原因となっています。

しかし、紫外線だけが日焼けをする原因ではないということをご存知でしょうか?

太陽からは紫外線のみならず、赤外線という太陽光も発せられていて、実はこの赤外線も肌に悪影響を与えていることが明らかとなっています。

今回こちらの記事では、赤外線が日焼けにどう関連しているのか、また、赤外線による日焼け対策など、赤外線について様々な方向からまとめてみました。

さっそくみていきましょう!

日焼けの原因となる、太陽から出ている太陽光の種類について

太陽光
太陽から発せられている太陽光には様々な種類があります。

まず1つ目は、紫外線ですね。
紫外線には細かく分けて3つの種類があります。

▼UVA
紫外線の中で最も波長が長く、体の内部にまで浸透してくる紫外線で、私たちの肌内部にある細胞やコラーゲンなどを壊し、メラニン色素を増やしてしまう原因となるもの。

▼UVB
波長の長さは紫外線の中で中間値ではありますが、波長よりもエネルギー量がとても大きく、肌表面を強く攻撃してしまうことが特徴的です。

日焼けをする際に肌が炎症を起こして熱を持ったり痛みを引き起こしたりするのは、このB波が原因とされています。

▼UVC
紫外線の中で最も波長が短く、オゾン層までしか届かない光であるため、私たちの身体には害がないとされています。

2つ目が、可視光線。可視光線は目で見て確認がとれる光のことで、日が差して白く見える光のことを指します。(実際に更に詳しく調べると、何色もの色として確認が取れているのだとか)

3つ目が、赤外線です。
赤外線にも紫外線同様に種類があり、エネルギー量が最も大きな近赤外線、中間の中赤外線、そして暖房器具などで耳にすることのある遠赤外線があります。

そして、地表に到達する赤外線の50%をこの近赤外線占めています。

日焼けた体への影響に特に注意いたいのが、この、近赤外線なんです。

赤外線がもたらす体への影響とは?

赤外線
紫外線が肌の奥に浸透すると、体内で活性酸素が発生します。活性酸素と聞くと悪いイメージを連想される方が多いのですが、デメリットばかりではありません。

活性酸素は体内に侵入してくる細菌などから体を守る免疫機能として重要な役割を果たしてくれるため、私たちの身体にある程度は必要なものなのです。

しかし、体が紫外線を受けすぎることで体内にある活性酸素が増え続け、体内で増えた活性酸素は良い細胞を破壊し始め、コラーゲンや脂質など、肌に必要な成分を破壊していってしまいます。

実はこれ、近赤外線を浴びた際にも同じことが言えるんです。

実は近赤外線は紫外線よりも更に体の内部に届き、肌の内部や筋肉組織にまで届いてしまいます。

近赤外線を浴びてしまうことで受ける体への1番の影響は、糖化です。

■糖化って何?

糖化とは、体の内部にあるコラーゲンやたんぱく質など、筋肉や肌を正常に保つ上で必要不可欠な物質が糖と結びついてしまう現象のことを言います。
本来イキイキしていた体内のたんぱく質やコラーゲンが、本来の力を発揮できないまま体内で劣化してしまうので、筋肉の生成から肌の状態維持の妨げになってしまうのです。

糖化は老化の最大の敵でもありますので、なんらかの美容対策をしていても近赤外線が体に侵入してしまってはイタチごっこ。
なかなか改善がされず、シワやシミを作り、コラーゲン不足によりだんだんハリやツヤが失われていきます。

【赤外線予防はどうしたらいいの?ピックアップ商品一覧】

おすすめ
赤外線による日焼け・肌トラブルを防ぐためには、やはり普段の外出時から日焼け対策をしっかりと行うことが重要です。

「日焼け止めクリームでもいいのでは?」と思われがちですが、一般的な日焼け止めクリーム等はあくまで紫外線をカットするものなので、さらに体の奥に浸透してしまう近赤外線に対して効果を発揮するのかと言われれば、そうではありません。

更に言えば、先ほどお話しした通り、紫外線にもUVAやUVBといった種類があるので、UVBのみに効果のある日焼け止めを使用した場合、UVBによる日焼けには効果が見られますが、肌の奥に浸透するUVAに関しての日焼けには効果がありません。

日焼け止めに関しては、UVB・UBAともにカットしてくれるタイプのものを選ぶようにしましょう。

以下に、日焼け止めクリームやスキンケア商品をまとめてみましたので、是非参考になさって下さいね。

■B.Aプロテクター

B.Aプロテクター
値段 ¥11,880
内容量 45g

ポーラから発売されたエイジングケアクリーム。
紫外線はもちろんのこと、赤外線にも対応した日焼け止めです。
価格はそれなりにしますが、しっかりと万全な対策を取りたいという方は使ってみたくなる商品です。

PA++++

Amazonで見る

■マキアレーベルUVsb

B.Aプロテクター
値段 ¥2,160(
内容量 30g

汗にも対応したウォータープルーフタイプなので、夏場などの汗をかきやすい季節にも重宝するミルクタイプの日焼け止め。
近赤外線に対応しているだけでなく、美容成分も多く美肌意識をされている方には良いと思います。

PA++++

■エビーゼ HIKARIエイジング

B.Aプロテクター
値段 ¥4,752
内容量 35g

こちらは化粧をする女性にかなり重宝するベース下地クリーム。老化光線のことを考えたエビーゼから発売されているエイジングクリームとなっていて、日焼け止めクリーム要らずで紫外線・近赤外線・ブルーライト対策までが行えます。

また、色がついているためファンデーションを使用しなくても十分な商品です。

SPF30
PA+++

【赤外線と紫外線、双方の対策をしっかりと行うことが重要!】

いかがでしたか?まとめとして、日焼け予防には紫外線だけでなく、近赤外線対策が大切ですね。

スキンケアを万全に取り組みながら、綺麗な肌を保っていってくださいね!