日焼けの治療とは?最適なアフターケアの方法を紹介

2018.04.01

「こんなに日焼けするつもりじゃなかったのにどうしよう!

治療やケアってどうしたら良いの?」と今、まさにお困りのあなた。

もしくは、プールや海、運動会などで日焼けをしてしまった場合の『アフターケア』を知っておきたい!というあなたも参考にしてみてください。

日焼けをした場合に、病院で治療を受けた方が良いのか、自分でどんなケアする方法があるのか紹介していきます。日焼けを軽く見ていると危ないこともあるので、すでに日焼けした、もしくは日焼けするかもしれないという男性も女性もぜひ参考にしてくださいね。

日焼けに治療は、本当に必要なの?

アフターケア
まずは、日焼けにはどんな治療があるのかみていきましょう。

「日焼けの赤みやほてりなんて、時間がたてばそのうち収まるでしょ?」と思っていませんか?

確かに、時間がたてば赤みやほてりが抑えられます。

ですが、中には日焼けを放置しては危険な場合や、重大な問題を引き起こす可能性もあります。

では、日焼けの治療が必要な理由を見ていきましょう。

日焼けはやけどしている!

日焼けとは、紫外線を浴びることによって皮膚が炎症している、つまり、やけどを引き起こしている状態のことです。

やけどした時、皆さんはどうしますか?

放置せずに治療するのではないでしょうか?

それと同じで、日焼けもやけどしている状態なので、対処することが必要です。やけどにも程度によって対処方法が異なるように、日焼けも程度によってケアする方法は変わってきます。

まずは炎症の程度を見極める!

チェック
日焼けと一言で言っても、程度は様々です。痛みなどを感じないものから、水ぶくれになって痛くてたまらない時などは、医師による治療が必要となることもあります。

その程度を3つに分類していきますので、自分の日焼けの程度を見極める参考にしてみてください。

軽度の日焼け:肌が黒ずむ

まず、軽度の場合、症状としては、痛みやほてりなどがなく、肌が黒ずみます。この場合も肌はダメージを受けているので、放置しないようにしてください。

じわじわ日焼けして黒ずむタイプを”サンタン”と呼びます。

このタイプの日焼けは、放置すると肌の表面よりさらに奥の真皮という部分にあるコラーゲンを破壊して、たるみやシワの原因となります。

また、メラニン色素が生成されるため、しみの原因ともなります。

ちなみにこれは、紫外線UVAによる日焼けの場合、こうした症状が表れるとされています。

中度の日焼け:ほてり・赤み・ヒリヒリ

中度の場合、症状としては、皮膚の赤み、ヒリヒリする痛み、かゆみなどが見られます。

これは、”サンバーン”と呼ばれるタイプの日焼けで、皮膚の表皮が炎症し、まさにやけどしている状態です。

季節的には、夏に海やプールなどで日光を急激に浴びると、このサンバーンが起こりやすいです。

運動会などで一日中、外にいる時にも、このような日焼けを起こすことがありますね。

このサンバーンは、紫外線UVBによるもので、サンバーンを繰り返すと皮膚がんとの関連性もあるため、注意が必要です。

そして、サンバーンは3~4日ぐらいで症状が収まりますが、その後サンタンへと変わり、肌の色が黒くなるとされています。

重度の日焼け:水ぶくれなど

重度の場合は、症状としては、水ぶくれ、さらにひどいと真皮を超えて皮下組織にまで炎症が進んで痛みを感じない状態になることがあります。

こうなると、皮膚がケロイド状態になって跡に残ることもあるので、応急処置をした後には、病院での治療が必要です。

日焼けが軽度の場合のケア方法

アフターケア
では、ここからは、どのようにケアして対処していったらよいかを取り上げます。

まず、軽度の場合は、日常生活の中で徐々に日焼けしてしまっていることが多いでしょう。

特にこの紫外線のUVAはガラスをも通すため、室内にいても日光の当たる場所にいれば、日焼けします。

車を運転していて、右腕だけ黒く日焼けするのもこのタイプですね。

ですから、日常的にケアすることが、しわやたるみ、しみの予防となるのでケア方法にぜひ注目してください。

化粧水などでしっかり保湿する

軽度のじわじわする日焼けをしている人は、化粧水や美容液、クリームなどの基本のスキンケアでしっかりと保湿することをおすすめします。

紫外線によりダメージを受けた肌は、水分不足になっています。そこで、しっかりと保湿して水分を与えて肌に閉じ込めるようにしましょう。

保湿力の高いセラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などが入った化粧水などを使うのはいかがでしょうか?
スキンケアを丁寧に行うことで、日焼けによるシミ、そばかすを防ぐことができます。

健康な肌を目指しましょう。

さらに日焼けしないように予防する

日焼けし続けると、メラニン色素が生成され続け、色素沈着するリスクが高まります。ですから、日常生活でできるだけ日焼けしないように予防することをおすすめします。

日焼け止めクリームや、日焼け止め対策グッズ、体の内側から日焼けを予防するサプリなどを活用して、紫外線対策をするようにしてください。

特に、いつまでも美しくいることを願う女性の皆さんは、あらゆる方法を使って紫外線カットを目指しましょう。

日焼けが中度の場合のケア方法

冷やす
次に、中度の日焼けの場合のケア方法です。赤みやほてり、ヒリヒリする傷み、かゆみなどがある時に行えるでしょう。次の4つのケアを行ってみることをおすすめします。

①水で冷やす

何といっても、まずは水で冷やすことです。やけどした状態ですから、対処方法もやけどと同じと言えます。

水で冷やす方法ですが、流水が良いとされています。冷水のシャワーを日焼けした部分に当てましょう。シャワーがなければ、水風呂につかるという方法もあります。

ただし、その場合は、長時間入り過ぎないようにしましょう。体が冷えてしまいます。

冷やす際の注意点として、氷を使うと早く冷えると思って氷を直接あてたり、保冷剤を直接あてたりする人がいます。

これは、低温やけどのリスクが高まるので、薄いタオルやハンカチなどに包んであてるようにしてください。

②軟膏や、市販の薬でのケア

冷やしたら次は、軟膏を使ってケアしましょう。女性は特に化粧水や美容液で保湿しては?と思うかもしれません。

しかし、炎症を起こしている肌には化粧水などは刺激が強すぎます。

そのため、ほてりや赤み、ヒリヒリある間は、顔の場合、普段のスキンケアは避けた方が良いかもしれません。

特にアルコール入りの化粧水などはしみます。

ほてりなどが収まってくる3日~4日後ぐらいからは、保湿を重視したスキンケアを行い始めてください。

炎症を抑える塗り薬などを使うのも効果的です。
また、痛みが強くて我慢できない場合は、市販の鎮痛薬などを服用するのも1つの方法です。

③水分補給する

日焼けは、体や顔が炎症を起こしている状態です。

そのため、炎症を鎮めて回復するために、体内では水分を使います。

ですから、水分補給をして脱水状態にならないように心がけましょう。

スポーツドリンクや経口補水液などを活用しても良いかもしれません。

もし中程度の日焼けでも、治りが悪い場合や皮膚の状態が心配という時など、皮膚科を受診するようにしてください。

医師による正確な診断を受けて、適切な処置をしてもらうことをおすすめします。

日焼けが重度の場合の対処方法

病院

最後に、日焼けが重度の場合の対処方法を見ていきましょう。

水ぶくれになって痛みなどが強い場合、さらにはそれを超えて痛みすら感じなくなっている場合です。

これは、医師による治療が必要になります。

①応急処置をする

まずは、流水で冷やしましょう。冷水のシャワーがベストとされています。

先ほども述べましたが、氷や保冷剤などを直接肌にあてることは避けるようにしてください。

衣服を着ている場合は、着脱などが肌への刺激となり症状を悪化させる恐れがあります。

肌への刺激となることはできるだけ避けてください。

②皮膚科で治療を受ける

すぐに皮膚科で治療を受けるようにしましょう。

医師による診察を受ければ、適切な処置がしてもらえます。

炎症がひどい時は、ステロイドなど炎症を抑える塗り薬なども処方されることがあります。

きれいな肌を取り戻すには、医師の指示に従った治療を受けることをおすすめします。

ちなみに、水ぶくれを自分でつぶすと細菌が入る恐れもあるので、自然と回復するのを待つようにしましょう。

日焼けは程度に応じた治療やケアをしよう!

日焼けの治療方法について取り上げてみましたが、参考にしていただけたでしょうか?

日焼けの症状に応じた治療やケアをするようにおすすめします。
日焼けを軽く見ることなく、適切なケアや紫外線対策をしていきましょう!