日焼けの仕組みとそのメカニズム

2018.04.04

日焼けの原理を知っておくと、強い日光ダメージによるシミなどを予防でき、健康的な肌を保つためのもっと効果的な対策を取ることができます。

今回は、日焼けの仕組みについて詳しくみていきましょう。

日焼けのメカニズムについて知ろう!

日焼けメカニズム
まずは、日焼けのメカニズムについて考えてみましょう。そもそも、日焼けとは何でしょうか?

皮膚の構造の仕組みも学びながら、日焼けについて詳しくなりましょう!

日焼けとは?原因は紫外線?

日焼けとは、太陽光の中の紫外線を浴びることによって皮膚が炎症を起こした状態のことです。

皮膚の「表皮」の部分がいわゆる「やけど」した状態になっています。

まず、「表皮」とは何でしょうか?

皮膚の表面の見えている部分から奥に向かって「表皮」「真皮」「皮下組織」という順で成り立っています。そして、この「表皮」は、さらに4つの層で構成されています。

表面から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の順です。

紫外線を「表皮」に浴びることが原因となり、日焼けして赤くなったり、黒くなったり、シミやそばかすができたりします。

ただし、日焼けは皮膚の表面だけの問題ではありません。

後ほど詳しく取り上げますので、この皮膚の仕組みを覚えておいてくださいね。

紫外線の種類と特徴

紫外線特徴
紫外線に種類があることを聞いたことはありませんか?紫外線には、uvaとuvb、uvcの3種類があります。

日焼けに関係しているのはuva(紫外線中の約9割)とuvb(紫外線中の約1割)とされています。そして、uvcは太陽から私たちの所にまでは届きません。

では、それぞれの特徴と、日焼けにどのような違いをもたらすかを取り上げます。

紫外線uvbの特徴は?

uvbはどんな特徴があるでしょうか?

uvbは、紫外線の中でもたった1割と量は少ないですが、エネルギーが強いため、皮膚の表面の細胞を傷つけ炎症を生じさせます。

そのため、皮膚がんなどの原因となる可能性がある紫外線です。

日光浴などをして肌が赤くなったり、ヒリヒリしたり、水膨れになったりすることがありますよね。

それは、”サンバーン”と呼ばれる種類の日焼けですが、それを引き起こすのはこのuvbの仕業です。

紫外線uvaの特徴とは?

uvaは3種類の紫外線の中で一番波長が長いため、肌の奥深く真皮にまで届きます。

じわじわと浸透して真皮にあるコラーゲンを変化させるほどの悪影響を与え、シワやたるみなどを生じさせるのです。

日焼けによって肌が老化すると聞いたことはありませんか?

その理由は、このuvaが関係していると考えられます。

uvaの影響を受けて発生する日焼けは、肌が黒くなる”サンタン”と呼ばれる種類のものです。

これは、痛みを伴いませんから、知らず知らずのうちにゆっくりと日焼けしていたという状態になります。

そして、サンタンが生じる大半の原因はuvaですが、uvbによりサンバーンが収まった後にも発生することがあります。

日光浴、海やプールなどで遊んだ後に皮膚が火照って、数日たったら赤みが収まって黒くなったというのはこれのことです。

uvaの特徴としてはガラスも通すので、室内にいても太陽光を浴びる場所などで生活している人は注意する必要があるでしょう。

外にあまり出かけないのに、日焼けするという人は、uvaの影響を室内で受けていると考えられます。

日焼けは夏だけ?紫外線の量

日焼けというと夏というイメージがありますが、実はそれは間違っています。

気象庁の情報によると、私たちは紫外線を1年中浴びています。

11月から1月は少なめですが、2月から増え始め4月の春ごろからさらに紫外線量は増えます。

4月と9月の紫外線量は同じぐらいです。

そう考えると、紫外線対策は1年中必要と言えますね。

春先からは特に対策を強めていくと良いでしょう。

ここまでで、日焼けを防いで健康的な肌を得るには、紫外線のuvaとuvbの両方を防ぐ対策をする必要があることが分かっていただけたでしょうか?

日焼けをすると肌が黑くなる原因は?

日焼け
では、ここからは先ほども少し取り上げましたが、日焼けにより肌が黒くなるメカニズムを詳しく見ていきましょう。

紫外線を浴びることが、どのように肌の黒さやシミの発生などへとつながるのかを説明していきます。

この原理を知っておくと、紫外線対策も今までの方法と変わってくるはずです。

メラニン色素が沈着する

まず、人の皮膚は紫外線を浴びると、表皮にある角質層が紫外線を入り込ませないようにと頑張って働きます。

しかし、そこでuvaは引き下がることなく負けずに入り込んでいくのです。

そして、基底層にあるメラノサイトという細胞に届きます。

そうすると、メラノサイトはチロシナーゼ活性酵素を作り、チロシンというアミノ酸と合わさってメラニン色素が生成されるのです。

メラニン色素の色は、黒から褐色です。

メラニン色素は生成されると周りに広がり、紫外線を吸収する働きをします。

ですから、メラニン色素というと悪者のイメージがありますが、実は肌を守るために生成されるものなのです。

メラニンの生成といった皮膚内の反応は紫外線を浴びてから12~24時間ほどとされています。

そして、基底層で作られたメラニンは、皮膚に本来備わっているターンオーバー(新陳代謝)の働きにより角質層に押し上げられるのです。

その結果、紫外線を浴びてから2~7日後に肌が黒くなります。

しかし、人の皮膚は紫外線を浴びてメラニンが作られても、実は自然と剥がれ落ちる仕組みになっています。

ただし、生活習慣の乱れや間違ったケアなどによりターンオーバーが正常に働かないと、メラニンは皮膚の中に沈着してしまい、元の肌の状態に戻りません。

その結果、黒いままだったり、シミやそばかすなどが発生してしまったりするでしょう。

また、先ほど述べたように春先からずっと強い紫外線を浴び続けていき、ターンオーバーのリズムが乱れて正常に働かないと、メラニンが蓄積されていき、じわじわと日焼けします。

日焼けの原理を知って適切な方法を

まとめ
日焼けの仕組みについて理解していただけましたか?

日焼けのメカニズムは、皮膚の表面だけでなく、奥深くまで紫外線が浸透して悪影響をもたらしていることが分かりましたね。

この日焼けの原理を知り、皮膚の構造などの情報を持っていることで、紫外線対策も変わってくるのではないでしょうか?

日焼け止めクリームを表面に塗るだけでなく、上手に体の内側からの紫外線対策も行って健康的な肌を目指しましょう!