日焼けは冷やすことが大切?お肌のケアの方法や理由を徹底解説!
2018.11.06
燦々と紫外線が強く降り注ぐ日に日焼け止めを塗り忘れ、あっという間に日焼けをしてしまったという経験はないでしょうか。
肌が赤くなってしまうとヒリヒリして大変ですよね。
そういった日焼けをした時は、まずは冷やすことが重要だとご存じでしょうか。
なぜ日焼けは冷やすことが大切なのか、どうやって冷やすのが良いのかなど肌ケアの方法はケイスバイケイスで少し複雑ですよね。
今回の記事では日焼け後に冷やすことの重要性をご紹介します。
日焼けは軽度のやけど
紫外線は肌を老化させるだけでなく、人体に様々な悪影響を及ぼすことがあります。
日焼け止めを塗らずに直射日光に長い時間晒されると肌が真っ赤になってしまいますが、実はこれは肌が軽度のやけど状態になっているのです。
医学的に火傷は、三段階に分けられています。その中でも、日焼けは火傷で一番軽度のⅠ度に分類されることがあります。そして、水膨れが出来るほどのひどい火傷になると熱傷Ⅱ度に分類されます。
ただの日焼けと思っていたら、実は火傷だったなんて驚きですよね。
あまりにひどい日焼けの場合は皮膚科を受診し、処置を受けるのが一番です。
日焼けが与える影響
日焼けは肌に様々な影響を与えます。
紫外線を長時間浴びることによって人間の身体は自分を守ろうとして黒い色素を出して紫外線によるダメージをカットしようとします。
これがシミの原因となるメラニン色素沈着です。
さらにシワやたるみなどの老化現象が現れてしまい、実年齢よりも圧倒的に年老いた肌年齢になってしまいます。
そして一番怖いのは皮膚がんのリスクが上がることです。
皮膚がんは年々増えてきているがんの一つですが、紫外線対策を義務付けている国もあるほどです。
たかが日焼けだからと甘く見ないようにしましょう。
日焼けの応急処置は「冷やす」
万が一日焼けをして炎症を起こしてしまった場合は応急処置を行う必要があります。
火傷をした場合はすぐに冷やすことが大切ですが、日焼けも火傷と同様なのですぐに冷やすことが大切です。
日焼け後すぐに対処を行うことで早い回復が期待でき、肌にダメージが残りにくくなります。
しかし対応を一歩間違ってしまえば肌がよりダメージを受けてしまうため注意が必要です。
正しい日焼け対策を知り、効果的に肌を冷やすことが大事になります。
冷水で流すだけでも効果的
料理をしているときに指を火傷してしまった時に真っ先に取る行動と言えば水道水で患部を冷やすことですよね。
実は日焼けも冷水で流すだけでも効果的です。日焼けをしたらすぐにシャワーで日焼け部分を流すことをおすすめします。
顔を日焼けしてしまったらメイクを取って濡らしたタオルで顔全体を覆ってあげるなど簡単な事でも効果があります。
目の周りが赤みを帯びて少しヒリヒリした痛みがあるのであれば洗面器に冷水を張って顔を浸して冷やしてもOKです。
炎症を鎮めるだけでなく乾燥を防いで日焼けを治りやすくする効果があります。
しかし夏のレジャーシーズンになるとそういったことがすぐに出来ないこともありますよね。
効率良く冷やすためには冷却グッズを使うのがおすすめなのでそういったアイテムを揃えておくことも大切です。
日焼け対策の冷やすアイテム
日焼け対策の効果的なアイテムはどういったものがあるのでしょうか。
日焼け部分は手足や顔、体などそれぞれあるためそれに適したものを選ぶ必要があります。
夏のレジャーシーズンに向けて揃えておきたい日焼け後に使える冷やすアイテムを見ていきましょう。
保冷剤
出典 : http://urx.blue/NTcm
レジャーに行くときには氷を作って持っていくよりもどのご家庭にもある保冷剤を保冷バッグに入れて持ち歩きましょう。
保冷剤は直接患部に当てると凍傷を引き起こす恐れがあるため必ずタオルやハンカチなどで包んでから患部に当てるようにしてください。
保冷バッグの中に凍らせたドリンクと一緒に入れておけば長時間外に置いても保冷剤が解け切ってしまうこともありません。
夏場の水分補給と共に何かあったときのために保冷剤を携帯しておくとなにかと使えます。
冷却スプレー
出典 : http://urx.blue/NTcG
冷却スプレーは気化熱を利用した商品で、揮発性の高いエタノールを肌に噴出し蒸発する瞬間に冷たく感じるというものです。
スポーツでの急な捻挫や挫傷などで痛みを抑える応急処置として使われることが多いので万が一のために持ち歩くのも良いでしょう。
スプレータイプであれば手足や顔だけでなくボディにも簡単に使うことができます。
皮膚に直接では刺激が強いのですが、洋服の上からでも十分効果を発揮してくれるので非常に便利です。
スプレータイプ以外にもムース状になって出てくる商品も販売されています。
急な熱中症にも使えるものなので夏のレジャーには持っていきたいアイテムの一つではないでしょうか。
ジェル化粧水
出典 : http://urx.blue/NTeo
ジェルタイプの化粧水で、日焼け後のヒリヒリを鎮めるアイテムとして販売されています。
お肌を引き締める効果や保湿効果など肌荒れを防ぐのに必要な成分を多く含んでいるため美白を目指す人にもおすすめです。
火傷に良いとされているアロエを配合した商品も多くあるので成分をよく見て選んでみてみましょう。
軽い火傷であればとても効果的ですが、同じ火傷でも水膨れが出来ている場合は刺激を与えることになるため使用は控えましょう。
人気のあるアイテムですが他の商品と併用はしてはいけないなど使い方が決められている場合があるので乳液やクリームなどと使う場合は記載されている内容をしっかりと確認しましょう。
日焼けで使用しては行けないアイテム
日焼けのアフターケアに使えるアイテムを見てきましたが、日焼けをしたら使ってはいけない冷却アイテムもあります。
患部を冷やすアイテムで有名なものと言えば冷えピタや熱さまシートのようなシート状の商品ですよね。
熱が出ているときに額に貼れば熱を冷ましてくれることで有名ですが、実は火傷した患部にシートを貼ることは厳禁です。
日焼けした部分に貼ると密閉されてしまい、肌が外気に触れることが出来なくなってしまいます。
症状が悪化してしまう可能性もありますし、粘着力が強いので敏感肌の方は特にはがすときに痛んだ肌をさらに傷つけてしまう恐れがあります。
これは冷えピタ・熱さまシートの両方に日焼けには使用しないように注意書きが書かれています。
公式サイトでも警告されていますので事故防止のために正しい知識を持って使うようにしてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回のページでは日焼け後に冷やすことの重要性をご紹介しました。
日焼けをしてから短い時間で保冷剤や冷却スプレー、ジェル化粧水などで患部を冷やすことが効果的な日焼け対策です。
ヒリヒリ感を取るだけでなくシミの予防にもつながります。
ただ冷やせばいいだけなので冷水を当てても大丈夫ですが、冷えピタのようなシート状の物は使用しないようにしましょう。
もし日焼けの程度がひどく手に負えないような場合は、氷水で冷やしつつ患部を触らないようにしながら皮膚科を受診しましょう。
日ごろから肌を守るために日焼け止めクリームは欠かさないようにするのが大切です。