室内で日焼け止めを塗る理由!正しい紫外線対策について解説

2019.02.13

日差しの入る部屋

室内でも日焼け止めは塗るべきなのかと疑問に思ったことはありませんか?

日差しが強い時期や紫外線が気になる季節は、外出の際に日焼け止めやUV対策グッズで肌を焼かないようにと気にする方も多いのですが、本当に美白を気にする方は、室内での日焼け止めも大切です。

今回の記事では、室内でも日焼け止めを塗る必要がある理由について詳しく紹介します。

室内で日焼け止めを塗る理由

眩しがる女性
実は室内で過ごしているからといっても紫外線対策が不要な訳ではありません。

紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」の種類あり、その中でもUV-A「紫外線A波」はガラスを通り越し、皮膚の中へと入ってくることが明らかになっています。

また、日の当たらない室内であっても、紫外線は空中に反射して錯乱しているため、肌が焼けない訳ではなく、紫外線A波によってシミやシワをつくりだしてしまうことがあるため、美肌を意識するような方は室内でも日焼け止めを塗る必要があるのです。

また、2008年と2018年の気象庁のデータ「日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ(観測地:つくば)」を比較してみると、10年間の間で紫外線量が驚異的に強くなっていることがわかります。

このようなことから、室内での日焼け止めも常識と考えている方も増えてきました。

UV-Aとは?

UV-Aは、紫外線A波とも呼ばれる「光老化」の原因となる紫外線です。

光老化は、シミやシワ、たるみなどを作り出してしまうので、しっかりとした対策が必要です。

UV-Aは、地表に届く全紫外線のうち、約9割を占めており、エネルギーそのものは弱いのですが、反射力と浸透力が高いので、肌に与える影響はとても深刻なものなのです。

また、雲やガラスなどを通して肌に到達し、波長がながいので肌の奥の表皮まで届いてしまうのです。

UV-Bとは

UV-Bは、紫外線B波とも呼ばれる日焼けやシミの原因となる紫外線です。

このUV-Bは、全紫外線の1割弱程度ではあるのですが、UV-Aよりも強いエネルギーを持っているので細胞を損傷して火傷のように赤くなる「サンバーン」の症状を引き起こしてしまいます。

また、サンバーン後に、メラニン色素が沈着して「サンタン」と呼ばれる症状になり、シミやそばかすの原因をつくりだしてしまいます。

UV-Cとは

UV-Cは、紫外線C波と呼ばれる紫外線で、聞いたことが無いという方も多いかもしれませんが、実は最も危険な紫外線です。

とはいえ、現時点では紫外線C波はオゾン層によって守られているのでそこまで気にする必要はありません。

室内での日焼け止め・紫外線対策

日焼け止め
美白・美肌を保ちたいと思った場合、例え家の中に居たとしても日焼け止めを塗ることが大切です。

日焼け止めに表示されている「SPF」と「PA」は、UV-BとUV-Aをどのくらい防ぐ効果があるかを示した数値です。

値が大きくなるほど紫外線を防ぐ効果が高くなるのですが、毎日屋内でも塗ると考えた場合は、自分の肌に合わせて肌への負担の少ない適切なモノを選ぶことが大切です。

日中に買い物へ出かける際に適しているとされているのがSPF30、PA++程度なので、屋内に居るような場合はこれ以下でも構いません。

数値が高ければ高い程、紫外線から肌を守る効果は高まりますが、肌への負担も多くなるので自分の肌と相談しながら最適なものを見つけてみて下さい。

選び方のコツとしては、

  • 肌への刺激の少ないものを選ぶ
  • ボディ用は顔には使用しない
  • SPFやPAが高ければ良いという訳ではない

この3つのポイントを抑えてご自身に合うものを選んでください。

室内での日焼け止め、正しい塗り方

自分に合う日焼け止めを選ぶことができたら、肌に負担がかからないように使う必要があります。

室内で日焼け止めを塗る際のポイントは、

  • 優しく塗る
  • 普段からスキンケアをしっかりと
  • 肌が敏感なときは使用を避ける

具体的にどのようなことなのか詳しく見てみましょう。

優しく塗る

室内で日焼け止めを塗るということになると、ほぼ毎日塗らないといけなくなります。

そうなると肌への負担もかかることもあるので、日焼け止めを塗るときは擦って摩擦をかけるようなことは避けて、できるだけ優しく塗るようにして下さい。

肌への刺激は、炎症や黒ずみなどの色素沈着の元ともなるので注意が必要です。

普段からスキンケアをしっかりと

普段からスキンケアをしておけば、肌のバリア機能が正常に保たれた状態となります。

そうすることで、日焼け止めの負担を減らすことができ、紫外線カットの効果も高くなります。

夜、お風呂に入って化粧などを落としたあとは、保湿力のあるアイテムでしっかりとスキンケアをするようにしましょう。

肌が敏感なときは使用を避ける

日焼け対策として毎日塗ることも大切ですが、少しでも肌の調子が悪いなと感じるようなときは、日焼け止めを塗らないようにしましょう。

肌の調子が悪いときに日焼け止めを塗ると、しっかりとした効果が発揮できないだけでなく、肌の調子を更に悪化させてしまう原因ともなります。

飲む日焼け止めを上手に活用する

ハート型の薬
肌の調子が悪かったり、毎日日焼け止めを塗ったりするのに抵抗があるという方には、飲む日焼け止めがおすすめです。

飲む日焼け止めはサプリメントなので、塗る必要がないため、敏感肌の方でも安心して使うことができます。

主な有効成分は、「ニュートロックスサン」もしくは「フェーンブロック」という成分で作られており、ニュートロックスサンは医学的にも紫外線対策効果があると実証された有効成分です。

また、飲む日焼け止めは主にUVAによる紫外線ダメージを効率よく摂り除く効果があるので、室内での日焼け止めとして大活躍してくれます。

デメリットとしては、

  • 通常の日焼け止めよりは高価
  • サプリなので即効性はない

と言ったデメリットもありますが、多くのメリットがあります。

全身に効果の期待ができる

日焼け止めは通常塗った部分にしか効果を発揮しませんが、飲む日焼け止めは毎日飲み続けることで全身の日焼け止め対策ができるようになります。

髪の毛が生えている頭皮などにも効果があるので、頭皮焼けも防いでくれます。

手間がかからない

飲む日焼け止めの最大のメリットとも言えるのが、手間がかからないことです。

1日決められた量のサプリメントを飲むだけで日焼け対策が完了します。

飲み続ける期間が長くなれば、それだけ紫外線からのダメージを抑えることができるようになるので、毎日塗るのが面倒だという人におすすめです。

敏感肌の方でも安心

飲む日焼け止めはサプリメントを飲むだけなので、日焼け止めクリームなどに配合されている紫外線吸収剤などで肌荒れを起こす心配がありません。

通常の日焼け止めは、SPFやPAの数値が高いほど紫外線対策で強い効果を発揮しますが、敏感肌の方で中々使うことができないといったデメリットがあります。

このような心配がないのも、飲む日焼け止めがおすすめできる理由の一つでもあります。

汗や水を気にする必要がない

夏など暑い時期だと、どうしても汗などによってせっかく塗った日焼け止めが落ちてしまいます。

そうなると1日に何度も塗り直す必要があるため大変ですよね。

飲む日焼け止めは、塗る必要がないのでこのような心配もありません。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、室内でも日焼け止めを塗る必要がある理由について詳しく案内してきました。

日の当たらない室内であっても、紫外線は空中に反射して錯乱しているため、肌が焼けない訳ではなく、紫外線A波によってシミやシワをつくりだしてしまう危険性があります。

そのため、肌を美肌に保ちたいような方は是非このページを参考にして、いつまでも若々しく美しい肌を保つようにしてください。