気を付けて!日焼けは肌のやけどです

2018.08.13

女性 日焼け 後ろ

夏は、海ではしゃいだり、野外フェスなどで楽しんだり、DYIで1日外で作業したりと、日焼けしてしまう機会が多くなりますよね。

学生の場合には、運動部で屋外で過ごす時間が長かったり、体育祭の練習で長時間外にいたりと、誰もが一度は「日焼けしてしまった!」とあわてることがあると思います。

日焼けは、ごく身近に起こる出来事であるためか、あまり深刻に考えられないかもしれません。

しかし、あまり軽視しすぎると、後の肌に深刻なダメージとなる場合もあります。

今回は、日焼けの程度やその適切な対処法についてご紹介します。

日焼けを甘くみてはダメ!

医療イメージ
日焼けは、肌が軽いやけどを負った状態です。

その程度にもよりますが、ひどい場合には皮膚科での治療が必要となります。

「そのうち治るだろう」と何もせずにほったらかしにするのは、やめましょう。

特に、美容を気にする方は後のダメージが大きくなるので早期に対処しましょう。

日焼けする仕組み

日焼け
日焼けは、紫外線をたくさん浴びることで起こる…と分かっていても、具体的に肌の中でどうなっているのでしょうか。

肌は、表皮、真皮、皮下組織の三層構造になっています。

表皮が肌の表面に一番近い部分で、その下に真皮があり、さらにその下に皮下組織となっています。

さらに、表皮は4層に分かれていて、紫外線を浴びると表皮の一番上の部分の角質層が、紫外線を跳ね返そうと働きます。

しかし、紫外線の量が多かったり、表皮の奥まで届く紫外線などは、角質層では対応しきれないため、表皮の一番奥にある基底層でメラニン色素を作って、紫外線を吸収することで細胞を守ろうとします。

「メラニン」は嫌なイメージがもたれがちですが、もともとは紫外線から肌の細胞を守るために作られるものです。

たくさんの紫外線を浴びて、たくさんのメラニンが作られると、肌の色を黒くして肌を守ろうとします。

メラニンが作られるのは12時間経過後で、肌の表面まであがってくるのは2日目以降になります。

そのため、日焼けした日から数日後に肌が黒くなるんです。

この表皮にあがってきたメラニンが、色素沈着を起こすとシミになってしまう原因にもなります。

夏場に日焼けして肌が赤くヒリヒリしてしまうのは、メラニンが作られるスピードが少し遅い人に多いと言われています。

日焼けには個人差がある!?

同じだけ外に出て、紫外線を浴びていても、肌がすぐに真っ赤になる人と、そうでない人がいますよね。

「日焼けして肌が真っ赤になる人は、黒くならないから羨ましい」なんて言葉をよく耳にするかもしれません。

しかし、実際には日焼けの程度によってはすぐに皮膚科に行ったほうがいい場合もあり、羨ましい状況ではありません。

日焼けの程度とは?

女性 日焼け
どれくらいの状態なら、自分で様子を見てもいいのか、なかなかイメージがつきにくいですよね。

日焼けの程度を把握する目安としては、その症状から三段階に分けられます。

軽度の日焼けは、痛みやヒリヒリ感、ほてりがない状態です。

中度の日焼けは、ほてりがあり、ヒリヒリする状態です。

中度の日焼けの場合、水ぶくれができる可能性があります。

そして重度の日焼けは、我慢できないほどのほてりがある状態です。

重度になると、表皮だけではなく、そのもっと奥まで炎症を起こしている状態となっていることが多く、痛みを感じないこともあります。

「痛みを感じないなら重度じゃないんじゃない?」と思われがちですが、痛みを感じない方がかえって心配なこともあります。

もしかすると、炎症が強すぎて痛みの感覚を感じなくなっている可能性もあります。

中度~重度の状態に当てはまる場合は、できるだけ早く皮膚科を受診されることをおすすめします。

日焼けの程度に合ったケアの方法

女性 シャワー
日焼けをしたら、冷たいシャワーを浴びたり、冷やしたタオルをあてたりして、肌を冷やすことが大切です。

そして、状態に合った方法でできるだけ早く対処しましょう。

軽度の日焼けの場合

日焼けが軽度であっても、放置しておくのはやめましょう。

痛みやヒリヒリ感がなくても、肌はやけどを負った状態であることを忘れないようにしましょう。

赤くなった肌を定期的に冷やして、念入りに保湿することが大切です。

できるだけ刺激の少ない、敏感肌用の化粧水や乳液などを使い、コットンに染み込ませた化粧水で5分程度のパックをするのもおすすめです。

日焼け直後には、パッティングして保湿するのは刺激が強いので避けましょう。

また、美白効果のある化粧水や乳液、パックを使うと、ヒリヒリしてしまう場合があります。

肌に刺激のないものを選び、ある程度落ち着いた段階から美白ケアを行いましょう。

中度の日焼けの場合

早めに皮膚科を受診したほうが良いと思います。

水ぶくれがを潰してしまうのは絶対にやめましょう。

潰れた部分からバイ菌が入ると、化膿してしまう恐れがあります。

また、ヒリヒリした肌にはできるだけ刺激を避ける方法でケアする必要があります。

洗顔フォームや石鹸、ボディソープの使用は、刺激が強すぎる場合があるため、痛みがある時点では避けましょう。

身体を洗う際には、ぬるま湯を使って流す程度で良いと思います。

日焼け後の肌には、保湿が大切ですが、ヒリヒリしてしまう肌には普段使っている化粧水や乳液は合わないことがあります。

痛みを感じる間は、美白効果のあるものやアルコールが入っているものは避けましょう。

ステロイドの入っていないクリームがおすすめです。

痛みがなくなったら、しっかりと美白のためのケアや、ハリや弾力に効果的な基礎化粧品を使いましょう。

重度の日焼けの場合

重度の日焼けの場合は、冷やしてできるだけ早い段階で皮膚科にかかることをおすすめします。

皮膚科にかかると、肌の状態に合わせて軟膏などの薬を処方してもらえたり、適切な処置方法についてのアドバイスも受けることができます。

処方してもらった軟膏などでケアして、普段使っている化粧水などはある程度肌の状態が落ち着くまではやめておきましょう。

スキンケアと同時に行いたいこと

スキンケア 女性
日焼けした肌はやけどした状態です。

スキンケアは肌の状態に合わせながら行うことが大切ですが、その他にも気を付けたいポイントがあります。

それは、肌のターンオーバーの正常化につながる生活を送ることです。

肌のターンオーバーとは

私達の肌は、定期的に古い角質がはがれて、新しい肌に生まれ変わっています。

その肌の生まれ変わりのサイクルをターンオーバーといい、正常なターンオーバーの周期は28日と言われています。

肌の表面に上がってきたメラニンは、ターンオーバーにより垢と一緒に剥がれますが、大量に発生したメラニンがターンオーバーの乱れにより残ることがあります。

こうして残ったメラニンは、肌に留まることになり、色素沈着を起こしてシミになってしまいます。

ターンオーバーの正常化

日焼けした肌は、メラニンが大量に作られて、シミのリスクが高まります。

そのため、できるだけターンオーバーを正常にして、シミになりにくい状態を作ることが大切です。

ターンオーバーは、加齢や病気、ストレス、食生活などの生活習慣により、乱れがちです。

ですから、日焼け直後の肌のダメージをできるだけ最小限にするために、ターンオーバーの正常化を目指すことはとても大切です。

日焼けした!すぐに行うべき対処の流れ

化粧水
ここまでで、日焼けした肌がやけどを負っている状態であることや、日焼けの程度によってケアの方法が変わることが分かりました。

それでは、実際に日焼けしてしまった!と気が付いた直後からできる対処法について見ていきましょう。

すぐに紫外線から肌を守る

日焼けしてしまったら、それ以上の紫外線を浴びないように肌を守ることが大切です。

陰のある場所に移動して、日焼け止めを塗り直したり、衣服や帽子などで肌の露出を防ぎます。

肌を冷やす

日焼けした肌は、やけどした状態になっているため、冷やしてあげることが大切です。

冷たいシャワーを浴びたり、冷やしたタオルをあてたり、保冷剤を巻いたタオルをあてがうのもよいでしょう。

肌の炎症を抑えるために、冷やすことは大切ですが、入浴剤の入った浴槽や清涼感のあるボディソープの使用は避けたほうがいいです。

また、日焼けした肌は1日でほてりが収まることは少ないため、継続的に冷やすことも必要です。

日中、保冷剤や冷たいタオルで短時間でもこまめに冷やしましょう。

保湿も重要!

やけど状態の肌は、肌の奥がダメージを受けることでハリや弾力を保つためのコラーゲンなども破壊されてしまっています。

また、ほてりにより水分が蒸発しやすいため、いつもより乾燥しやすい状態です。

そのため、ハリや弾力の低下によるたるみやシミが起こりやすい状態にもなっています。

いつものケアよりも念入りに保湿することが大切です。

保湿する時には、刺激が少ない化粧水などを使いましょう。

ヒリヒリした肌にとって、美白成分のはいったものや、ニキビ用のもの、アンチエイジング効果が期待できるものなどは、刺激が強すぎる場合があります。

もちろん、ヒリヒリしなくなった段階では美白やアンチエイジング、ニキビケアも大切ですが、肌の状態が落ち着くまでは低刺激のもので保湿しましょう。

その他の注意点

日焼けの状態によっては、水ぶくれができてしまう場合がありますが、水ぶくれは潰さないように注意が必要です。

日中動いていると、ふとした瞬間に水ぶくれが潰れてしまうこともあります。

絆創膏やガーゼなどで保護して、できるだけ潰れないように守りましょう。

そして、日焼けした肌にできるだけ刺激を与えないように、ゆったりした服装をしたり、ワイヤーやゴムのきつすぎない下着を身につけましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、日焼けした肌の状態や、状態に適したケアの方法についてご紹介しました。

日焼けに気づいたら、冷やすこと、保湿することの2点に注意して、ひどい場合には早期に皮膚科を受診しましょう。

また、日焼けすると患部の修復のために水分を多く必要とします。

そのため、いつもよりも水分を多くとるように心がけることも大切です。

日焼けした肌が改善するまで、一般的には3日から1週間はかかると言われています。

しかし、日焼け直後に行った処置によって、回復の速度は大きく変わるため、放置せずにきちんと対処することが大切です。

重度の日焼けの場合、放っておいたらさらに悪化したり、傷跡が残ったり、二次感染を起こしたり後遺症が残ってしまう可能性もあります。

日焼けをしてしまった後では仕方のないことですが、これまでUVケアに無頓着だったかたは、日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘、長手袋などで紫外線から肌を守るように最低限の予防は行っておきましょう。

最近では、飲むタイプの日焼け止めを利用するかたも増えてきました。

日焼け止めをこまめに塗ることが面倒だと感じるかたや、日焼け止めだけでは心配なかたにもおすすめです。