日焼け止めサプリは安全?副作用は?

2018.06.10

アイコン 女性

日焼け止めクリームやローションといった、紫外線対策として一般的な日焼け止めグッズのほかに、最近では紫外線対策の一つとして日焼け止めサプリメントというワードが注目されていますよね。

美容皮膚科やネットなどで見ても様々な日焼け止めサプリが販売されているのがわかります。

口コミなどでは効果的と言われていますが、本当に効くのか危険性はないのかなど疑問に思うことは多いかもしれません。

今回は、”日焼け止めサプリ”に含まれる成分や安全性について紹介していきます。

塗る日焼け止めと日焼け止めサプリの大きな違いについて

サプリ
まずは二つの違いを見ていきましょう

塗るタイプの日焼け止め

一般的な日焼け止めクリームなどは、紫外線に直接働きます。

即効性がある理由は、日焼け止めクリーム等に含まれている「紫外線吸収剤」にあります。
紫外線吸収剤は紫外線を吸収して熱エネルギーに変換する、といった、一種の化学反応を起こします。
これにより、紫外線が肌に侵入することなく、日焼けを防止出来ます。

また、肌への負担が大きい紫外線吸収剤に対して、紫外線を反射させる役割を持った「紫外線散乱剤」といった成分を使用した日焼け止めクリームもあります。
紫外線散乱剤は紫外線吸収剤に比べて肌への負担が小さいので、敏感肌の方や、肌への負担を抑えたい方におすすめです。

効果の持続時間や効果の強さなどがSPFやPAといった数値で表記されているため、用途に合わせた使い方が出来るのも、塗るタイプの日焼け止めの良いところですね。

ただし、日焼けに対してはカバーできますが、肌への負担も出てきてしまいます。化粧水や乳液を使用した日々のスキンケアは欠かせません。

日焼け止めサプリ

日焼け止めサプリには即効性は考えられません。サプリは肌の表面ではなく体の内側から働くので特に肌の奥に影響する紫外線UVAへの対策につながると考えられます。

紫外線UVBは肌の表面に影響するためサプリよりも日焼け止めクリームの方がやはり効果的です。
しかし、UVAは肌を通過して肌の奥まで届いてしまう紫外線であるため、肌表面を保護する日焼け止めクリームだけでは防ぎきれないことが現状です。なので、日焼け止めサプリは肌の内部に届いてしまうUVAが与える影響を軽減するために役立つことが考えられます。

特に、紫外線UVAはシミやそばかすを作る原因となる紫外線なので、できるだけ影響はうけたくないものです。

日焼け止めサプリには一般的にどんな成分が入っているの?

成分
内側から紫外線対策が期待出来るものを総じて”日焼け止めサプリ”などとネットなどでは呼ばれていますが、具体的にどんな成分が使われているのでしょうか。

代表的な配合成分

  • ニュートロックスサン
  • シトラスなどから抽出される抗酸化作用の高い成分

  • フェーンブロック
  • 免疫向上など、肌細胞を保護する役割を持ち、紫外線によるダメージを防ぐ

  • ポリフェノール
  • 抗酸化作用が高く、内側から肌を綺麗にしてくれる

  • リコピン
  • 抗酸化作用が高く、体内の活性酸素を減らしてくれる働きがある

  • ビタミンE
  • 血行促進効果が高く、ビタミンCなどの成分をより効果的に体に行き渡らせる

  • ビタミンC
  • 美肌効果、抗酸化作用ともに高く、積極的に摂取することで肌を綺麗にする

「抗酸化作用」のある成分がほとんどであることがわかります。

日焼け止めサプリには、なぜ抗酸化作用の高い成分が含まれていることが多いのでしょうか?

紫外線UVAが及ぼす体への影響と抗酸化について

浴びる 日光浴
上記でご説明した、肌を通過して体の内部にまで侵入してくる紫外線UVAについてですが、このUVAは肌の内部に入り込むことで体内で活性酸素を増やし様々な肌トラブルを引き起こします。

  1. 紫外線UVAが肌内部に侵入
  2. 体内のメラニンを一定に保つメラノサイトが異常をきたす
  3. 体内でメラニンが異常生成され続ける
  4. 体内でメラニンが溜まっていく
  5. 溜まったメラニンがシミやそばかすへと変化

こうした一連の流れによって、美容の大敵であるシミやそばかすが出来てしまいます。

また、紫外線UVAはこれらの影響のほかにも、体内にあるコラーゲンや肌の免疫細胞などを破壊していってしまうため、肌本来の潤いが失われ、ハリが無くなり、たるみやシワといった肌の老化現象までも引き起こしてしまいます。

こうした原因となる活性酸素を除去するために抗酸化作用の高い成分が必要となります。

紫外線により増えてしまった活性酸素を除去することで、日焼けによるシミやそばかすなどの老化現象にも働きかけます。

日焼け止めサプリまとめ・・・

効果 女の人
日焼け止めサプリは「内側からの紫外線対策」ですが、抗酸化作用によるものを期待していることがわかりました。

また、日焼け止めサプリは紫外線への対策として使われているようですが、美容を気にかける人ではれば日頃から摂っておいても問題ありません。                

日焼け止めサプリには、美肌に必要なリコピンやコラーゲン、プラセンタ、ビタミンE、ビタミンCなどの数多くの成分が配合されているため、単にシミやそばかすなど美容目的ではなく健康的な肌を作るためにも必要な栄養素でもあります。

日焼け止めサプリに副作用はないの?

副作用 サイドエフェクト
多くの期待がもてる日焼け止めサプリですが、口に入れるものだと「副作用が気になる」といった声もあると思います。

日焼け止めサプリには非常に多くの種類があるため、全てに副作用がない!とは断言できませんが、基本的にサプリメントは「食品」であるため、医薬品のように副作用にたいしてそれほど心配はいりません。

ただ、食品と同様に産地や内容をもとに日焼け止めサプリも選びたいですよね。

日焼け止めサプリは海外のものが日本でも流通していることも多く、アメリカで特許を取得しているものや植物天然由来の成分を使用して作られているものが多いようです。最近では、国産の日焼け止めサプリも増えてきているので日本人の体質にあわせたサプリも良いと思います。

日焼け止めサプリメントを紹介

シンプル 黒板
国産をはじめ、国外ともに多くの日焼け止めサプリが話題を集めていて種類も豊富です。先ほど紹介した成分を含むものを中心にサプリメントを紹介していきます。

  1. ホワイトヴェール
  2. 配合成分、価格などバランスの良い国産サプリメントです。

    公式サイトにてお手頃価格でお試しも出来るようです。

    主成分・・・ニュートロックスサン(その他ビタミンC、Eなども多彩)
    価格・・・980円(公式サイトにて)
    効果にかかる期間・・・平均1~3か月程度(口コミ情報参考)

  3. ヘリオケア
  4. 世界中で知名度が高く、即効性を売りに販売されています。

    最近では日本人の肌や体の構造に合わせて造られたヘリオケアも発売されているようで、更に日本でも人気が高まっているようです。

    美容クリニックなどで販売されています。

    主成分・・・フェーンブロック、L-シスチン
    価格・・・6,000円~10,000円程度
    効果にかかる時間・・・飲用30分後に効果が表れるそうです

  5. メディパラソル
  6. ブラッドオレンジやオリーブ、ザクロといった暖かい地方で採ることの出来る地中海植物に重点を置いたサプリメントで、ポリフェノールを摂取することが出来ます。

    主成分・・・地中海産植物性ポリフェノール(ブラッドオレンジやトマトから抽出)
    価格・・・990円(公式サイトのモニター価格にて)
    効果にかかる時間・・・平均1~3か月程度(口コミ情報参考)

日焼け止めサプリで日焼け止めクリームとの併用がおすすめ!


いかがでしたか?

内側からの紫外線対策は日焼け止めサプリで、肌表面の日焼け止め対策は焼け止めクリームで併用して行っていくとより万全な日焼け対策が取れます。

自身に合ったサプリメントを見つけて、外側と内側両方からの紫外線対策をとり日焼けに備えましょう。