子どもの日焼けの対策と対処法って?実は重要!
2018.05.03
小さな子どもがいる家庭では毎週末、公園に行ったりプールに行ったりと忙しく過ごしている方は多いのではないでしょうか?そこで気になるのが子どもの日焼けです。「子どもなんだからまだ何もしなくても大丈夫でしょ」とか「子どもに日焼け止めを塗るのって大丈夫なの?」と考える方もいるかもしれません。
今回は、子どもの日焼け事情とその対処法をご紹介したいと思います。
子どもに日焼け止めは必要?
子供にとって日焼け止めは必要なのでしょうか?
子供の肌は大人より敏感なので塗った方が良い
結論から言うと、日焼け止めは使用した方がいいです。子どもの皮膚は弱いので何かを塗ることに抵抗がある方もいると思います。しかし、敏感だからこそ紫外線に対する抵抗力も弱く、浴びすぎることで負担になってしまいます。
紫外線を浴びすぎることで病気になったりと言うことはあまりないのですが、遊ぶ前に一度塗ってあげると肌の負担を軽減してあげることができます。
また、子どもの骨を強くするのにはカルシウムと適度な紫外線が必要と言われています。ただ骨の形成に必要な紫外線は1日10分程で十分と言われています。一日中外で遊ぶような場合は、子どもでもの日焼け止めを使用することをお勧めします。
日焼け止めの選びかた
まずSPFやPAの数値ですが、高いものは控えるようにしましょう。皮膚に対して刺激が強く洗い流しにくいので赤くなったり肌荒れを起こす原因となることがあります。また、香料、着色、パラベン、アルコールなど刺激となるものはなるべく含まないものがお勧めです。心配な時にはパッチテストを行ってから使用しましょう。
帽子は必需品
忘れがちですが、頭皮も日焼けします。しかし、日焼け止めは手や足にぬれても頭皮に塗ることは正直難しいものがあります。そこで、紫外線から頭部を予防してくれる帽子は必需品になります。嫌がっても、熱中症対策にもなるので外で遊ぶ時はかぶるようにしましょう。
日焼けした後の対処法
日焼けした後の対処法が非常に大事です。
日焼け止めをしっかりと落とす
塗った日焼け止めを落とさないまま放っておくと、そこで皮膚のトラブルが起きてしまう可能性があります。自分で落とせないような小さな子に対してはお風呂の際にしっかりと落としてあげるようにしましょう。
子供用の日焼け止めのほとんどは、お湯か石鹸で落ちます。その際にゴシゴシと洗ってしまうと肌への負担になるので泡で包み込むように洗うようにしましょう。
冷やす
日焼けした部位に熱を持っている場合は冷やしましょう。注意して欲しいのが熱を持っているからといって、アイスノン等を直接皮膚に当てないと言うことです。
効果が出やすいだろうと思い直接当てたい気持ちもわかりますが、日焼けをしている皮膚というのは通常の皮膚より弱くなっているので、タオルやガーゼに包んで当てるようにしましょう。また、子供が嫌がる場合は無理に行う必要はありません。
保湿をする
次に出来るケアというのが「保湿」になります。日焼けをしている肌は乾燥もしています。その為、しっかりと保湿も行うようにしましょう。
そうすることで、赤みが早期に早く引くとデータもあります。子どもには、ビタミン配合の化粧水や美白化粧水などこだわる必要はありません。
水分補給をしっかりとする
皮膚表面の乾燥もそうですが、紫外線に当たった後の体というのは基本的に脱水傾向にあります。そのため、しっかりと水分補修をしましょう。子どもは代謝がよく水分と一緒に電解質(ナトリウムなど)を整えるスポーツドリンクなどの飲み物がおすすめです。
皮膚科を受診するタイミング
下記のような症状が出た場合は皮膚科を受診しましょう。
水ぶくれを伴う
日焼けが重症化すると水ぶくれになる場合があります。その際は、自己判断で軟膏を塗るのは避け皮膚科を受診するようにしましょう。
むくみ・湿疹・痛みを伴う場合
これらの症状が出た場合も、放っておくとさらなる重症化を招く事があるので速やかに受診するようにしましょう。
その他の症状を伴う場合
熱が出たり嘔吐したりと皮膚以外の症状が出ている場合は熱中症の可能性もあるので早期に受診しましょう。
日焼けした後の対処法まとめ
子どもの日焼けについておつたえしました。外で思いっきり遊べる楽しい季節こそ、細心の注意が必要となります。
たかが日焼けと思っていたら、「重症化してしまった」なんて事がないように子どもの健康にも気をつけてすごしましょう。