ヒルドイドの副作用とは?医薬品に必ずあるリスクを解説します!
2018.11.01
ヒルドイドは肌の保湿をしてくれる医薬品で非常に知名度があります。
ただ、ヒルドイドは、基本的に処方箋が必要な医薬品です。医薬品であれば、当然副作用が存在します。
今回は、ヒルドイドの副作用についてご紹介します。
ヒルドイドってどんなもの?
出典 : https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%89
まずは、ヒルドイドについて説明します。
ヒルドイドは商品名で、一般名ではヘパリン類似物質クリームと呼ばれています。
皮膚の乾燥を防ぎ、血行を良くします。1日に数回適量を使用します。
クリーム・軟膏タイプ以外にもローションやスプレータイプがありますが、症状や部位によって処方されるものは異なります。
保湿作用によって肌のかさつきやしもやけ、角皮症、皮脂欠乏症、血行障害などに有効で、アトピー性皮膚炎のスキンケアに用いることもあります。
血流促進し、鬱血を改善して傷の治りを助ける働きもあります。
良い薬ではありますが、保湿力だけが注目されたことで美容目的で使用する人が増えているようです。
ヒルドイドの危険性
ヒルドイドは医薬品なので用法・用量を守って正しく使用する必要があります。
最近では美容目的でこっそり処方をお願いする人もいるようですが、美容目的での保険適応は認められていません。
血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)の治療が本来の目的です。
また、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)のある人や僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される人〔血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある〕には使用することはできません。
ヒルドイドの副作用
ヒルドイドにはどういった副作用が考えられるのでしょうか。
ヒルドイドは基本的に皮膚病以外に捻挫や打撲にも使われることもあります。
副作用が出ることは稀ですが、それでも可能性は0ではありません。
ヒルドイドの副作用は以下のようなものがあります。
皮膚炎、そう痒、発赤、発疹、潮紅など
ヒルドイドの副作用の中でも多いのは炎症を起こして肌に赤みや湿疹やかゆみを感じるものです。
異常を感じた場合には、すぐに使用を中止し皮膚科への受診を検討しましょう。
過敏症
皮膚刺激感を感じやすくなります。肌が弱い方は特に注意が必要です。
その他
上記の副作用以外にも紫斑といった副作用が現れることもあります。
ヒルドイドが適さない人
ヒルドイドは薬なので全ての人が使用していいわけではありません。
出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)のある人、僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される人には使うことができません。
他にも妊婦や産婦、授乳婦への投与も安全性が確立されていないとされています。
ヒルドイドが処方されるケース
ヒルドイドの適応症
- 痔核を含む血栓性静脈炎
- 血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患
- 注射後の硬結
- 筋性斜頸(乳児期)
- 凍瘡
- 肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防
- 進行性指掌角皮症
- 皮脂欠乏症
- 外傷(打撲・捻挫・挫傷)による腫脹・血腫
- 筋肉痛
- 腱鞘炎
- 関節炎
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事ではヒルドイドの副作用についてご紹介しました。
やはり医薬品なので医師の処方のもと適正に使用することが大切です。
ただ、保湿効果も高いため普段使いしたい人は、副作用に注意し使用しましょう。