飲む日焼け止めの効果はどれくらい?徹底検証

2018.09.19

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紫外線から肌を守るのが美肌の維持のための大原則ですよね。

しかし、分かってはいても、日焼け止めを毎日塗り、時間がたつと塗り直し、日傘などで更に防御するなど徹底したケアをするのは結構大変なことだと思います。

また長袖や長手袋もいちいち外出のたびに身につけるのは面倒、そして暑い!など不快感を我慢しないと紫外線対策がなかなかしづらいのではないでしょうか。

日焼け止めは1年中塗った方がいいアイテムですが、つい夏場だけ使って使いきれずに残っている人も多いはず。

しかし、紫外線は1年中降り注いでいるため、ケアをおろそかにしていると派手な日焼けをしないまでも、知らないうちに日焼けをしたシミが増えたりしてしまうことも。

紫外線のうちUVAは、窓ガラスも通し1年中降り注いでいるため、家の中や車の中、夏以外の時期でも油断はできません。

今回は、紫外線対策は面倒だけど日焼けもシミも嫌だというかたに知ってもらいたい、飲む日焼け止めについての情報をご紹介します。

飲む日焼け止めって何?

薬を手に持つ
日焼け止めは塗るものが主流ですよね。

しかし、最近では飲むタイプの日焼け止めも販売されています。

海外ではメジャーなUVケアになっているようですが、日本ではまだ馴染が薄く、ごく一部の人にしか知られていないのが現状です。

どこで購入できるの?

飲む日焼け止めは、薬局や病院でなくても簡単に手に入れることができます。

通販やドラッグストアでも販売されている場合もあるため、買い物のついでに一度見てみてはいかがでしょうか。

錠剤のものが多いですが、ドリンクタイプのものもあります。

飲む日焼け止めの成分は?

指をさす

飲む日焼け止めは、有用成分のPLエキスかニュートロックスサンのどちらかが主成分になっていることがほとんどです。

PLエキスは、アメリカ原産のシダ植物・ダイオウウラボシから抽出した抗酸化成分です。

フェーンブロックと呼ばれることも多いため、どちらの名前も覚えておくと便利です。

ニュートロックスサンは、ローズマリーエキスとシトラスエキスを組み合わせた成分で、スペインの細胞生物学の博士とモンテローザ社が開発しました。

PLエキスとニュートロックスサン、どちらが効くの?

せっかくなら、しっかり効くタイプのものを選びたいですよね。

PLエキス、ニュートロックスサンともに、どちらも同じ抗酸化成分で、同様に効果があるとされています。

どちらも自然の食品・植物から抽出された成分のため、副作用の心配は少ないようですが、PLエキスはシダ植物から抽出されているため、アレルギーの誘発リスクがあるとも言われています。

どんな効果があるの?

飲む日焼け止めは、日焼けによる炎症を抑える効果があるとされています。

日焼けをすると、紫外線から肌を守るためにメラニンが生成され、メラニンが紫外線を吸収したり、紫外線に強い肌を作るために黒くしようとします。

メラニン色素が作られるのは日焼けから72時間とされているため、この時間内に炎症やほてりを抑えることでシミの原因となるメラニンの生成を抑える効果が期待されています。

飲む日焼け止めは、炎症やほてりを抑える効果があるため、シミの原因となるメラニンが作られにくくなると言われています。

日焼けとシミの発生について

日に当たる人

日焼けがなぜシミの発生につながるのか、もう少し詳しくご紹介します。

紫外線を浴びると、肌の細胞にダメージを与えます。

すると、肌細胞を守るためにメラニンが生まれ、紫外線を吸収しようとします。

同時に活性酸素も生まれて、肌の細胞を守ろうとします。

しかし、たくさん生成されたメラニンや活性酸素は、いくつかの厄介な働きもします。

メラニンは、肌の奥深いところで作られますが、表面の角質が垢となって剥がれると同時に新しい肌へと生まれ変わるタイミングでジワジワと表面近くまで上がってきて、色素沈着を起こすことでシミにつながります。

もちろん、全てのメラニンがシミになるわけではなく、多くは垢として剥がれ落ちますが、新しい肌に生まれ変わる周期が乱れて長期化すると、色素沈着してしまってシミになります。

活性酸素は、肌細胞を酸化させることでシミやシワ、たるみを引き起こす原因にもなります。

海外製と日本製、どちらがいい?

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海外では、日本よりも早い段階で飲む日焼け止めが普及しました。

現在でも、日本ではまだ馴染みが薄いですが、海外では広くしられています。

日本で入手できる飲む日焼け止めは、日本製のものと海外製のもの、どちらもあります。

海外製の飲む日焼け止めは、PLエキスを主に使用しているものが多いです。

一方で、日本製の飲む日焼け止めは、ニュートロックスサンの配合されたものが主流です。

ちなみに、日本では2014年に株式会社HOLOSが日本人向けの飲む日焼け止め・NutroxSunを販売しました。

海外の飲む日焼け止めに使用されているPLエキスは、シダ植物によるアレルギー誘発リスクがあるため、心配なかたは日本製のほうがいいかもしれませんね。

海外の飲む日焼け止めにはどんなものがある?

海外製の飲む日焼け止めで主要なのは、ヘリオケアとサンセーフRXです。

ヘリオケアは世界で初めて発売された飲む日焼け止めとして、歴史があります。

サンセーフRXは、PLエキスのほかに、ルテインやオメガ3などを含んでいるため、目から入る紫外線に対する効果が期待されています。

日本製の飲む日焼け止めにはどんな種類があるの?

日本製の飲む日焼け止めで主流なのは、ホワイタプラス、ホワイトヴェール、インナーパラソル、サンタンブロックではないでしょうか。

ホワイタプラスは、ニュートロックスサンの他に、糖化や酸化、老化対策のための成分も配合されているのが特徴です。

ホワイトヴェールは、ニュートロックスサンと美容成分が含まれていることで知られています。

インナーパラソルは、ニュートロックスサンとビタミンC、ビタミンPが主に配合されています。

サンタンブロックは、ニュートロックスサンが主な成分となっています。

塗る日焼け止めと飲む日焼け止めの違い

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塗る日焼け止めには、クリームタイプ、ジェルタイプ、スプレータイプが一般的ですよね。

塗るタイプの日焼け止めは、飲むタイプの日焼け止めと比較すると、全くその働き方が違います。

飲むタイプの日焼け止めは、日焼けした後に肌の炎症を抑えることでシミの発生を防ぐ効果を期待できます。

一方で、塗る日焼け止めは紫外線を浴びる前のケアとして、肌が紫外線を吸収することを防いでくれます。

ですから、どちらか一方ではなくて、塗る日焼け止めと飲む日焼け止めの両方を活用すると、より紫外線対策の効果が期待できますね。

飲む日焼け止め、何を選んだらいいの?

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現在は、海外製と日本製、たくさんの飲む日焼け止めから選べるようになりました。

どれを選んだらよいのか分からない…というかたもいると思います。

飲む日焼け止めの種類によっては、美肌を保つために役立つ成分も含まれている製品もあります。

ですから、せっかく飲むのならできるだけ肌によさそうなものを選びたいですよね。

選ぶ基準としては、価格や製造国など、人それぞれの基準がありますが、できれば抗酸化成分が多いものをおすすめします。

なぜなら、活性酸素が肌の老化、シミやシワ、たるみを引き起こすことにつながるため、美肌を維持したいかたにとっては厄介な存在だからです。

飲む日焼け止め、何を選んだらいいのか分からない…というかたは、抗酸化作用が期待できる成分の量に着目してみてはいかがでしょうか。

飲む日焼け止めを飲むタイミング

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飲む日焼け止めって、どんな頻度で飲んだらいいのか分かりませんよね。

海水浴や野外フェスなど、日焼けしそうな日だけ飲みたいというかたもいるでしょう。

飲む日焼け止めのほとんどは、飲む時間についての指定はされていません。しかし、1日の用量は決められています。

飲む日焼け止めの効果が現れるのは、摂取後24時間~48時間以内の場合が多いようです。

ですから、即効性は期待できません。

一般的には、外出の2時間前に飲むのが良いとされているようです。

また、食事と一緒に摂取することで他の栄養と一緒に吸収されやすくなると言われています。

ですから、出かける2時間前の食事摂取後に飲むの方法が推奨されているそうです。

また、サプリメントは、水かお湯で飲むのが適切とされています。

まとめ

いかがでしたか?

まだあまり日本では知られていない飲む日焼け止めですが、海外では広く知られた存在になっているため、日本でも定番の日焼け対策アイテムとして使われていくのではないでしょうか。

普段日焼け止めを塗っていてもこまめな塗り直しがおろそかになってしまうかたや、日焼け止めの塗り忘れが心配なかた、目から入る紫外線対策も一緒に行いたいかたは、塗るタイプの日焼け止めと飲む日焼け止めを併用するとより対策が取れると思います。

製品によっては、主成分以外にも抗酸化物質や美容成分がいくつか含まれているものもあるため、成分をチェックして選ぶと良いと思います。

もちろん、塗る日焼け止めや飲む日焼け止めの他にも、日傘やサングラス、帽子、長袖の衣服など、紫外線を直接浴びないようにするなどの対策もしていきましょう。