鼻が日焼けにより赤い状態になった場合の予防・対策法を解説!
2019.02.19
鼻を日焼けしてしまい赤い状態になって恥ずかしい…なんて経験をしたこともあるのではないでしょうか。
紫外線が強い夏の時期などは特にしっかりとした日焼け対策をしないと腕や顔、鼻の頭が真っ赤になってしまうことがあります。
そこで今回の記事では、鼻が日焼けにより赤い状態になってしまった場合のアフターケア方法と鼻の頭を真っ赤にしない日焼け対策方法まで紹介します。
日焼けで鼻が赤い状態になってしまう原因
しっかりと日焼け対策をしたつもりでも、夏のシーズンは海やプール、アウトレジャーなどで紫外線を浴びてしまう機会が多いため知らぬ間に真っ赤になってしまうことがあります。
また、ほんの少し焼くつもりで日光浴をした方でも気づくと真っ赤になってしまったなんて経験もあると思います。
なぜ、日焼けをすると鼻の頭や肌などが赤くなってしまうのでしょうか。
その理由は、皮膚が炎症を起こして赤くなる「サンバーン」というやけどの状態になってしまうからです。
赤みが落ち着いてくると、今度はメラニン色素が増加してしまい肌を黒くさせる「サンタン」という状態になります。
紫外線には、「UVA(紫外線A波)」「UVB(紫外線B波)」「UVC(紫外線C波)」があり、肌を赤い状態(サンバーン)にさせてしまうのはUVBです。
また、日焼け防止で重要なのがUVAとUVB対策を行うことが大切です。
UVA(紫外線A波)
UVAは、地表に届く全紫外線のうち約95%を占めると言われています。
紫外線A波自体のエネルギーは強くはないのですが、照射量が多く浸透力が高いため肌に与える影響は深刻なものとなってしまいます。
主な肌へのダメージは、
- シミ
- シワ
- たるみ
などがあります。
UVAは女性の大敵ともいえる存在で、浴びすぎることによって肌の老化を促進させてしまうのです。
以前はそれほど肌に影響はないと考えられていたUVAですが、近年の研究により浴びたUVAの20~30%が肌の奥の真皮層にまで達するということがわかり、ハリや弾力の元であるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などをつくりだす繊維芽細胞に損傷を与えてしまうということが明らかになっています。
また、UVAは雲や窓ガラスを通して肌まで到達するので、日常生活を送る中でも日焼けをしやくすさせてしまうのです。
UVB(紫外線B波)
日焼けにより鼻の頭だけでなく、全身を赤い状態にしてしまうUVBは、全紫外線の約5%を占めています。
主な肌へのダメージは、
- 日焼け
- シミ
- そばかす
があります。
UVBは、肌の奥まで浸透することは少ないのですが、肌の表面で吸収されてしまうため、細胞を損傷させてやけどのような赤い状態にさせてしまうのです。
サンバーンからメラニンの色素沈着が始まると、シミやそばかすの原因となってしまいます。
UVC(紫外線C波)
UVC(紫外線C波)はあまり聞かない紫外線ですが、実は人体に一番有害なのはこのUVCです。
UVCは波長が最も短いため、通常であればオゾン層に吸収されてしまうため地上へ届くことはないので今のところ問題はないとされていますが、近年の環境破壊によるオゾン層の破壊により、地上へ到達してしまうのではないかといった危険性が危惧されているようです。
UVCを浴びてしまうと肌は重度の火傷を起こしてしまうようです。
赤い日焼けのアフターケア
日焼けをしたあとに肌がヒリヒリと痛んだり、赤みが出てしまったりしてしまうのは、肌が炎症を起こして「日光皮膚炎」を起こしている状態です。
ほてった程度の赤みであれば、冷やして炎症を抑えて保湿する程度で大丈夫なのですが、ひどい場合は、炎症が原因で血管から水分が漏洩して水ぶくれを作ってしまう火傷状態となってしまいます。
このようなひどい日焼けを起こしてしまった場合は、水膨れをつぶしたりせずに早い段階で皮膚科を受診することが大切です。
皮膚科では、「リンデロン軟膏」や「トプシムスプレー」などのステロイド外用薬やNSAIDsといったノンステロイドの炎症鎮痛剤などを処方してくれます。
では、自分でアフターケアできる程度の赤い日焼けの場合はどのように対処すればよいのか見てみましょう。
氷で冷やす
上でも説明したように、赤い日焼けは冷やすことが大切です。
鼻の頭など冷やしにくいような場所は、氷をタオルなどで巻いてクールダウンさせるようにしましょう。
身体全身が真っ赤になってしまった場合は、シャワーで流水にあたると良いです。
アロエでアフターケア
アロエには、天然の抗炎症作用があります。
肌が赤くなってしまう状態は火傷と同じ症状なので、新しい皮膚が作られるまでの間は、感染症や炎症から皮膚を守ることが大切です。
保湿成分が配合されたアロエクリームなどもあるので塗っておくと安心です。
水分補給
日焼けでダメージを受けた肌は、いつも以上に水分を失ってしまいます。
水分は体にとってとても重要なので、肌が赤くなるほど日焼けをしてしまった場合は、いつもより多めに水分補給をするようにして下さい。
肌への刺激物を避ける
毎日常用しているスキンケアアイテムにも注意するようにしましょう。
日焼け後は肌がとても敏感な状態なので、いつも使っているスキンケアだからといっても、痒みや痛みを引き起こしてしまうことがあります。
そうならないようにも、日焼け後は肌に優しい洗顔料や保湿剤を選ぶなどして出来るだけメイクはしないようにしましょう。
日焼けで赤くしない予防・対策法
普段から気を付けているようでもうっかり日焼けしてしまい肌が赤くなってしまうなんてこともありますよね。
そのような状態にならないためには、どのような予防や対策を行ったらよいのでしょうか。
日焼け止めをこまめに塗る
朝、日焼け止めを塗ったからといっても夏場などは汗などによってせっかく塗ったはずの日焼け止めが落ちてしまいます。
そのため、日焼け止めをこまめに塗り直すことが大切です。
その日の目的やシーンによってSPF・PAの数値を気にするようにし、長時間のレジャーやスポーツなどを行う際には、SPF50・PA+++以上を使うようにしましょう。
UVパウダーを活用する
ベースメイク時に日焼け止めを塗ると思いますが、ファンデーション後にUVパウダーを重ねることで肌を守る力が上がります。
また、UVパウダーには、肌をさらさらに保つ効果もあるのでおすすめです。
紫外線の強い時間帯を避ける
買い物などにでかけるような場合は、できるだけ紫外線の強い時間帯を避けるようにすると良いです。
1日の中で紫外線が特に強いとされる時間帯は、10時から14時の間なので、この4時間を避けるようにするだけでも日焼け対策ができます。
どうしてもその時間帯を避けることができないような場合は、日焼け対策をしっかりし、肌を露出しないように工夫するようにして下さい。
飲む日焼け止めで徹底対策
日焼け止めを塗っても焼けてしまいような人は、飲む日焼け止めを合わせて使うようにすると効果的です。
飲む日焼け止めはサプリメントなので、塗るタイプの日焼け止めと違い肌荒れを起こしたりする心配もありません。
また、サプリなのである程度の期間は飲む続ける必要がありますが、結果的に体の内側から日焼けに強い体に仕上げてくれます。
日焼け対策をしっかりしても焼けてしまうとお困りの方に、飲む日焼け止めはおすすめのアイテムです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、鼻が日焼けにより赤い状態になってしまった場合のアフターケア方法と鼻の頭を真っ赤にしない日焼け対策方法まで詳しく案内してきました。
肌が赤くなってしまう原因は主にUVBのよるもの。
日常生活を送るうえで、しっかりと対策をすることで赤くなってしまう原因を取り除くことができます。
是非参考にして美容や美白のためにも、日焼け対策をしっかりと行ってください。