日焼けでニキビが悪化！？原因を知り正しく対処！

常にニキビで悩んでいるかたは、普段の生活習慣や美容に人一倍気を使っていると思います。

紫外線が気になる季節は、さらに日焼けへの心配も増えて大変…。

しかし、日焼け止めはベタベタとニキビに悪影響な気がして、苦手なかたも多いのではないでしょうか。

日焼け止めが毛穴に詰まると悪化したり、テカったりしてしまいますよね。

しかし、紫外線対策をしないでいると、さらにニキビができやすくなったり悪化することも……。

今回は、ニキビと日焼けの関係について解説していきます。

日焼けすると…？

まずは、簡単に日焼けをするとどんな肌の状態になるのか、ご紹介します。

紫外線にはUVAとUVBがあります。

そのほかにUVCもありますが、肌に浴びる紫外線はUVAとUVBなのでUVCについては省きます。

UVAは冬でも夏の半分程度は降り注いでいる紫外線で、窓ガラスも通してしまうため部屋の中にいても油断ができない紫外線です。

肌の奥まで到達し、じわじわと肌を黒くしたり、シミやそばかすを作る原因になります。

UVBは夏に特に多くなり、肌の表面に影響する非常に強力な紫外線です。

少しの時間であっという間に肌が赤くなったりヒリヒリしたりと、すぐにダメージが現れやすいことが特徴です。

日焼けすると肌が炎症をおこし、水分が奪われやすい状態になり、乾燥肌を引き起こします。

また、紫外線から肌を守るために生成されるメラニンや活性酸素はシミ、シワ、たるみを引き起こす原因になります。

日焼けするとニキビができやすくなる！

紫外線を浴び日焼けすると、肌が乾燥しがちになります。

これは、日焼けで肌が炎症を起こして水分が奪われやすくなることが影響しています。

肌が乾燥すると、肌の表面は角質で覆って守ろうとするようになるため、分厚い状態になります。

すると、皮脂の排出が滞り、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。

毛穴の詰まりがニキビをできやすくする原因になります。

そして、乾燥している肌は乾燥を防ぐために皮脂を過剰に分泌しようとします。

また、肌は新陳代謝によって古い角質が剥がれ落ちて新しい肌へと生まれ変わっていますが、紫外線によってひどくダメージを受けた場合は本来のサイクルよりもダメージを早く回復するために急いで新しい肌へと生まれ変わろうとします。

基本的には、肌の生まれ変わりのサイクルは28日で、新しい細胞が作られると言われていますが、このサイクルが早まることで肌が本来持っているバリア機能が十分でない状態で新しい肌に生まれ変わることがあります。

そうすると、ニキビができやすい肌となり、また今あるニキビも悪化しやすくなってしまいます。

ニキビの悪化も！

ニキビがすでにできている場合、日焼けによってさらに悪化する可能性もあります。

紫外線により活性酸素が発生します。

この活性酸素がニキビの治りを遅くさせる原因にもなります。

ニキビがあっても日焼け止めは必須！

塗るタイプの日焼け止めのイメージは、肌がベタツく、強い日焼け止めは肌に悪そうなどネガティブなものもありますよね。

しかし、日焼けをすることもニキビにとって良くないとされるため、日焼け止めによって紫外線から受けるダメージを減らすことはとても大切です。

日焼け止めには、たくさんの種類があります。

海などに行っても効果を発揮しやすいウォータープルーフタイプのものから、さらっとした肌触りで軽いものまで様々です。

しかし、ウォータープルーフタイプのものは、毛穴をふさぎやすいと言われています。

そしてレジャーなどには強い日焼け止めが必要かもしれませんが、毎日の生活の中で必要性を感じる場面は案外少ないものです。

ごく短時間の外出や、夏以外の季節の日焼け止めは軽いものを選ぶなど、いくつかを上手に使い分けることで肌への負担を減らすことができるかもしれません。

ベタツきが苦手なら、オイルフリーのものもあり、飲むタイプの日焼け止めもあるようです。

とくに敏感肌用の日焼け止めは、ベタツき感が少なく、粉っぽさなどが軽減したものも多い傾向にあります。

さらに、しっかりお風呂でオフできるようにお湯で落とせるタイプのものも多くあるため、実はニキビがあっても活用しやすい存在です。

ニキビに悩んでいるかたは、できるだけ刺激をなくそうと日焼け止めを薄く塗ったり、
ニキビの多い場所はあまり塗らなかったりしてしまいがちですが、それでは塗る意味がありません。

日焼けによる刺激防ぐために塗っているので、しっかり全体に広げて塗り肌をまもりましょう。

1日にの終わりには、しっかりとオフする事も大切です。

日焼けした！対処法は？

いくら気をつけていても、場合によっては日焼けすることはあります。

日焼けしてしまったら、できるだけ早い段階で対処することが重要です。

そうすることで。肌の回復を早めたり、ダメージを少なくすることができます。

まず、日焼けしてしまったらまず冷やすことが必要です。

冷シャワーや冷蔵庫で冷やしたタオルなどで火照ったり赤みが生じた部分を十分に冷やします。

火照りや赤みは数日続くこともあるため、毎日こまめに冷やすことをおすすめしますが、我慢できないほどの症状なら皮膚科への受診も大切です。

冷やしたあとは、保湿します。

ヒリヒリ感がない場合はニキビケア用の化粧水を使ってしっかりと保湿します。

刺激を感じる場合は、できるだけ刺激の少ないもので対応しましょう。

まとめ

今回は、ニキビと日焼けの関係について解説しました。

日焼けによってニキビができやすい肌になったり、悪化することがあります。

普段あまりニキビに悩んでいない人も、日焼けによりニキビができてしまうこともあるので気をつけましょう。

日焼け止めの種類は豊富で、クリームタイプのものやスプレータイプ、ローションタイプなど使用感が大きく変わります。

自分にあったものや、その日の予定に合わせて選ぶなどして、できるだけ快適に使用できる方法を見つけていきましょう！