日焼けには2種類のタイプがある!種類別ケア・対策方法を解説!

2018.11.17

空に輝く太陽

日焼けには種類があるのはご存知でしょうか?

一言で日焼けと言われていますが実は2種類あり、日焼けのタイプによって予防法や対処方法が変わってきます。

今回の記事では、日焼けの種類と、それぞれの予防法・対処方法について詳しく紹介します。

日焼けのタイプは2種類

まず、日焼けとは、紫外線を皮膚に浴びることによって皮膚が赤くなり炎症を起こすことを言います。

この症状には2種類のタイプあり、

  • サンバーン
  • サンタン

です。

日焼けは、通常日光や紫外線人工灯を過剰に浴びた結果発生し、照射された紫外線量がメラニンの保護能力を超えてしまったときに発症します。

このメラニンの成分量には個人差があり、一般に、黒い肌の人々は、色白の人々より多くのメラニンを持っているとされており、日焼けがしにくいとされています。

サンバーン

サンバーンは、紫外線(UVB)が皮膚の表皮を透過し、真皮乳頭体まで到達することで、乳頭体内の毛細血管が炎症反応を起こし充血することで、皮膚が赤くなった状態になります。

この皮膚が赤くなった際、紫外線量がメラニン色素の防御反応を超えてしまうと表皮がキズを受けてしまい、発熱や頭痛、水泡(水ぶくれ)、痛みなどが起こります。

角質層の水分がなくなることで、皮膚の皮が剥がれてくる特徴もあります。

医療機関を受診すると日光皮膚炎と診断されることがあります。

サンバーンは、メラニン色素の防御反応を超えてしまうことが原因なので、日焼けしても赤くなるだけで、肌が黒くなりにくいという特徴もあります。

ただし、サンタンよりも肌内部のダメージは深刻なので注意が必要です。

起こしやすい条件

サンバーンを起こしやすい人や起こしやすい条件下にいるような方は日焼け止めクリームなどでしっかりと対策することが大切です。

サンバーンを起こしやすい条件には、

  • 色白の方
  • 時間帯
  • 夏のアウトドア
  • スキー場

などがあります。

色白の方はメラニンが少ないので、その分肌を守る力が弱いです。

また、太陽が真上に近い場所にある10時から14時の間は最も日焼けしやすい時間帯なので外出するような場合はしっかりとした日焼け対策が必要になります。

他にも、海やプールなどの夏のイベント、照り返しの強いスキー場などはサンバーンを起こしやすいので注意が必要です。

サンタン

サンタンは、紫外線(UVA)がメラノサイトに働きかけ、メラニン色素の生成を促します。

メラニン色素を多く含む表皮細胞が、基底層から角質層に達するまでには、新陳代謝による時間のズレがあります。

そのため、紫外線を浴びてからしばらく後で皮膚が浅黒く変色します。

このUVAは、炎症や赤みを伴う事はないのですが、真皮の深部まで到達することで、シワやたるみの原因になることがあります。

サンタンを引き起こすUVA(紫外線A波)は、肌の奥まで浸透してコラーゲンやエラスチン繊維を破壊するので、肌老化の原因となるだけでなく、肌を黒くさせてしまうのが特徴です。

日焼けの種類別ケア方法

プールにつかる女性と女の子
夏と言えば海やプール、フェスなどイベントが多く、日焼けしたくなくても焼けてしまうことがありますよね。

そんなときに大切なのは迅速に対処することです。

サンバーンのケア方法

サンバーンタイプの日焼けをしてしまったら患部の炎症を抑えるために日焼けしてしまった部分を冷やします。

サンバーンは軽い火傷のような状態なのでとにかく冷やすことが大切です。

冷やした後は、保湿するのが大切なのですが、顔など皮膚の弱い部分をケアする場合は、刺激が少ない化粧水などでケアするようにしましょう。

肩や背中など、皮が剥けやすいような部位には、保湿クリームを使い傷ついた肌を保護するようにしましょう。

サンタンのケア方法

サンタンタイプの日焼けは、肌が黒くなってしまう厄介な日焼けです。

対処法としては、メラニンの生成を抑え新陳代謝をあげメラニンの排出を促す美白化粧品が効果的です。

サンタンの日焼けは、日頃から日焼け止めなどでしっかりと対策する必要があります。

上手な日焼け方法はある?

ただ、こんがり黒く焼きたいという人は、サンバーンを起こさないでサンタンを利用して焼くことが大切です。水ぶくれや赤みが抑えられ肌への負担を軽減できます。
日光浴の方法としては、初日は短い時間にし、徐々に少しずつ時間を長くするようにすると良いです。

肌を段々と日光に慣らしていくことがサンバーンを起こしにくくする肌つくりに繋がります。

1日で褐色のきれいな肌を手に入れるということは難しいで、肌のためにも無理な日焼けは行わないようにして下さい。

また、日焼けサロンで肌を焼く場合でも、自然の紫外線同様に発がん性があるとの発表もあるため注意が必要になります。

皮膚がんや白内障の発症リスクがあることを理解して自己責任の上利用するようにしてください。

日焼けの種類まとめ

いかがでしたか?

今回は、日焼けの種類と、それぞれの予防法・対処方法について案内してきました。

日焼けには、サンバーンとサンタンの2種類があり、肌に強いダメージを与えてしまうサンバーンには注意が必要です。

シミやそばかす、老化などの原因にもつながるので、日焼けの種類を理解し、適切に対策をするようにして下さい。