うっかり日焼け!後にシミが残らないケアの方法とは!?

2018.09.01

日焼けシミ

日焼けが美肌のために良くないと分かっていても、日焼けしてしまうことはありますよね。

例えば、思った以上に長時間外での仕事があった、子どもがなかなか帰りたがらず炎天下の中にいる時間が長くなった、遊びに夢中で紫外線対策がおろそかになったなど、普段気を付けていてもできない日だってあると思います。

赤みやヒリヒリ感のない軽度の日焼けだった時には、あまり焦りを感じないかもしれませんが、もし赤みやほてり、ヒリヒリ感を感じるほどの日焼けをしてしまった場合は、シミになるかも!とビクビクしてしまいますよね。

今回は、日焼けしてしまったあと、できるだけシミが残らないための対策と方法についてご紹介します。

シミになるのは日焼けが原因?

指をさす
まずは、日焼けがなぜシミになるのかについてです。
紫外線を浴びた時、皮膚の中では紫外線から細胞を守ろうとする活動が始まります。

紫外線によってメラニンが生成されるという話は知られていますが、メラニンは紫外線を吸収し肌を守るために作られています。

こうして皮膚の中で過剰にできてしまったメラニンは、やがて皮膚の表面にあがってきます。

肌の生まれ変わりのサイクルとも関係がありますが、私たちの肌は古い角質は垢となって剥がれ落ち、ゆっくりと新しい肌に入れ替わっています。

新しい肌に生まれ変わるとともに、皮膚の中でできたメラニン色素がどんどん表面にあがってきます。

肌の奥で作られたメラニン色素は、全てがシミとなって残るわけではありません。

ほとんどは、古い角質と一緒に垢となって剥がれ落ちてしまいます。

しかし、肌の生まれ変わりのサイクルが順調でない場合、肌の表面にメラニン色素が長く居続けることとなり、やがて色素沈着を起こしてシミにつながってしまうんです。

肌のターンオーバーって?

はてなマーク女性
肌の生まれ変わりのサイクルは、ターンオーバーと言われています。

古い肌が垢となって剥がれ落ち、新しい肌に変わるまでの周期は28日が目安となっていますが、年を重ねるとこの周期が乱れてきやすくなります。

また、体調や病気、生活習慣、ストレスなどでも周期が乱れることがあるため、若い世代のかたでも周期が整っていない場合もあります。

ターンオーバーを促す成分としては、ビタミンCやビタミンE、タンパク質がいいとされています。

日焼け後のシミをとにかく減らしたいのなら、ターンオーバーを促す対策も必要です。

規則正しい生活や、ビタミンC、ビタミンE、タンパク質を積極的に摂取して、体の内側から整えることも大切です。

シミになるのはUVAによるもの

鏡越し 肌荒れ
紫外線にはUVAとUVBの2種類があり、シミにつながるのはUVAです。

UVAは肌の奥まで届く波長を持ち、一気にダメージを表面化させるほどのパワーはありませんが、ジワジワとその影響を感じさせるため、気づかないうちに肌が黒くなったなどの“うっかり焼け”につながりやすいのも特徴です。

日焼けしたらいつから対策するの?

日焼け後、72時間でシミの原因となるメラニン色素が作られると言われています

そのため、72時間以内に日焼けによる炎症やほてりを抑えることが大切です。

日焼け後のアフターケアは、できるだけ早いタイミングで行うことがカギとも言えそうですね。

日焼け後のアフターケア3原則

ボディケアする人
具体的に、何をしたらいいのでしょうか。

日焼けした後、アフターケアで意識するのは、冷やす、保湿、刺激を与えない、の3点です。

この3つをきちんと守ると、肌のダメージや回復、シミの発生を抑えることができる可能性が高まります。

まずはとにかく冷やす

日焼けした肌は、やけどを負っている状態だと言われています。

まずはほてりを抑えることが大切で、冷たいシャワーや冷やしたタオルなどを使って肌をクールダウンさせましょう。

保冷剤をタオルで巻いたものをあてるのも便利ですが、直にあてないように注意しましょう。

保湿はいつもの何倍も念入りに!

日焼けした肌は水分が蒸発しやすく、うるおいを保つ力も弱まっています。

そのため、保湿はとても大切です。

もし、ヒリヒリしていたりほてりが収まらない場合は、できるだけ刺激のすくない化粧水やクリームを使いましょう。

何もつけない方が肌にはいいと放っておくのはNGです。

乾燥からくるシワやたるみの原因にもなりかねないため、保湿は十分に行う必要があります。

化粧水だけでは水分が逃げてしまいますから、クリームや乳液でふたをするのがおすすめです。

特に、ベタベタしますが保湿のためにはワセリンがおすすめです。

赤みやヒリヒリ感がある状態では、美容成分がしっかり配合された基礎化粧品は刺激が強すぎる可能性があり控えたほうがいいですが、逆にヒリヒリ感や赤みが収まった段階では積極的に使いたいところです。

美白用、アンチエイジング用など、ビタミンCがたっぷり入った化粧水、乳液は肌の状態を見て使いましょう。

刺激を回避!

そして、肌の状態が落ち着くまでは刺激を避けることも大切です。

使用する基礎化粧品はもちろん、洗顔料やクレンジング、ボディソープなどは低刺激のものをしばらく使うようにします。

下着はしめつけ感のない、木綿などの肌さわりがいいものがおすすめです。

日焼け止めは、肌の負担になるからと、日焼け後しばらくは使用しないかたもいるようですが、それはかえってよくありません。

ダメージを負った肌に、さらなるダメージを与えてしまいかねません。

日焼け止めにはお湯で落とせるタイプのものもありますので、落とす時に必要以上に刺激にならないものを選ぶのがおすすめです。

やってはいけないアフターケアの方法

ドクターストップ写真
アフターケアの3原則をお伝えしたついでに、やってはいけない行動についても見ておきましょう。

基本的には、アフターケアでおすすめしたことと相反することがダメな行動になります。

まず、ヒリヒリとした刺激を感じる肌状態の場合、美白効果などの美容成分がたっぷり入った基礎化粧品などの使用は控えましょう。

また、お風呂に入った時には、ぬるめのお湯で流すことをおすすめします。

あついお湯はさっぱりと日焼け止めやお化粧が流れやすいかと思いますが、日焼け後の肌は特に乾燥しやすいため、あついお湯はNGです。

そして、マッサージなどで揉んだり、ゴシゴシこすったりするのも、もちろんやめましょう。

消えないシミをなんとかしたい!

肌ケア
どうしてもできてしまったシミ、消えないシミを何とかしたいかたは、いくつかの方法で消したり、薄くすることも可能です。

シミを薄くするには、レーザー治療が広く知られていますね。

その他にも、皮膚科でもらうことのできる処方薬があるのをご存じですか?

トレチノインは、ドラッグストアなどでは手に入れることができない、医師の処方のみで手に入れることができる薬品です。

肌の表面の細胞増加を助けることで、新しい肌への生まれ変わりのサイクルを促してくれます。

また、ハイドロキノンは最近になって化粧品にも配合されるようになりましたが、メラニンの生成を抑制するため日焼け後のシミの発生を予防することが期待されています。

しかし、ハイドロキノンは使いすぎると白斑につながるおそれがあります。

安全な範囲で使用するため、皮膚科の医師の指示を受けてから使用した方が安心です。

日焼けをしてしまったときのケアについてはこちらの記事でもご紹介しています。
紫外線から肌を守る!ケアのしかたをご紹介!

日焼け後、シミが残らない方法まとめ

いかがでしたか?

日焼けした後、どうしてシミができやすくなるのか、またシミが残りにくくなる方法についてご紹介しました。

シミは、日焼け後72時間で作られるメラニン色素が原因となるため、できるだけ早い段階でほてりや炎症を抑えることが大切です。

日焼け後の肌はダメージを受けているため、冷やす、保湿、刺激しないの3点に注意し、肌の状態に合わせて低刺激な基礎化粧品を選ぶなどが必要です。

また、日焼け後の肌は乾燥しやすいため保湿が十分に必要ですが、同時に体の中の水分も多く消費されます。

夏場は特に、脱水症になりやすいため、いつもよりも少し多めの水分をとることをおすすめします。

やはりシミを作らないためには、日焼けをしないことが大切です。

普段から、あわてることのないように、日焼け止めをきちんと使用するほか、日傘や防止、UVカット効果のある長袖、サングラスなどのアイテムを活用し、できるだけ紫外線を直接浴びないように心がけることが一番の対策です。